ナンキンハゼに来る野鳥5種

ナンキンハゼに来る野鳥5種

シジュウカラ

ナンキンハゼの種子を食べに来たシジュウカラ

メジロ

ナンキンハゼの種子を食べに来たメジロ

エナガ

ナンキンハゼの種子を食べに来たエナガ

キジバト

ナンキンハゼの種子を食べに来たキジバト

ハシボソガラス

ナンキンハゼの種子を食べに来たハシボソガラス

野鳥達のナンキンハゼの食べ方

シジュウカラ、メジロ、エナガくちばしでつついて、白いロウ状物質を削り取る
キジバト、ハシボソガラス丸飲み
ハシボソガラスの特徴!
ハシボソガラスは、他の鳥達と違って、枝を自分の近くに持ってきて種子を採る工夫をしていました。

野鳥とナンキンハゼ

このように、ナンキンハゼには種子を食べに、たくさんの野鳥達がやってきます。

特に種子を丸飲みする野鳥はナンキンハゼにとっても大歓迎なんです。

と言うのも、ナンキンハゼの種は未消化のまま排泄され、分布域を広げられるからです。

このような種を運んでくれる鳥さんのことを、種子散布者といいます。

種子を丸飲みしてくれれば誰でもいいわけじゃない?
ですが、ナンキンハゼがあまり歓迎しない鳥さんもいます。

それが、キジバトなどの種まで消化してしまう種子捕食者の存在です。

種子捕食者には、ハト類やカモ類、キジ類、アトリ類などがいて、これらの鳥さんは種まで消化してしまうので、植物達にとっては厄介な存在と言うわけです。

ナンキンハゼに来る野鳥の動画

YouTube-ナンキンハゼに来る野鳥5種/おさんぽ鳥見(タップでYouTubeが開きます)

おさんぽ鳥見編集部
他の鳥さんが確認され次第、随時更新予定です。

ナンキンハゼについて

ナンキンハゼの画像

ナンキンハゼについて
分類植物界/被子植物/キントラノオ目/トウダイグサ科/ナンキンハゼ属
名前の由来中国のハゼノキ

ハゼと名付けられた理由
ハゼの木(ウルシ科ウルシ属)と同じようにロウをとるのでハゼと呼ばれるが、ウルシ科のように樹液でかぶれることはない。

英名Chinese tallow tree
学名Triadica sebifera
sebifera脂肪のある
別名トウハゼ、カンテラギ
中国名烏桕(うきゅう)、烏臼、烏臼木
原産中国•台湾
形態落葉広葉樹
高さ7〜15m
開花時期6〜7月
花の色黄色い
雌雄雌雄同株
果実緑色から熟すと茶色になり、実が割れて中から3個の種子を出す
種子黒色だが、表面を脂肪が多く含まれる白色のロウ状物質で覆っている
  • 種子に毒があり、汁液に触れると皮膚がかぶれる
  • また誤飲すると、嘔吐、下痢、腹痛を引き起こす恐れがある

毒の主な成分ジテルペン酸エステル

用途
  • 街路樹や公園の木、また庭木として
  • 種のロウ状物質を溶かして、石鹸やロウソクに
  • コルク皮を除去した根皮を烏桕根皮(うきゅうこんぴ)と呼び、利尿薬として
その他シカが好まない樹木として知られている
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ナンキンハゼの種子

ナンキンハゼの緑の実の画像

ナンキンハゼの緑色の実が割れて、中の白い種子が出てきている画像

ナンキンハゼの果実

ナンキンハゼの緑色の果実

ナンキンハゼの果実は、始めは緑色です。

ナンキンハゼの少し茶色くなった果実

熟すにつれて、段々茶色くなります。

茶色くなったナンキンハゼの果実

果実が割れて、白い種子が出てきたナンキンハゼ

果実が割れると、白い種子が3つ出てきます。

ナンキンハゼの種子

ナンキンハゼの白い種子の画像

ナンキンハゼの白い種子。

白い部分がロウ状物質で、脂質を多く含んでいます。

小鳥達は、このロウ状物質を食べ、キジバトやハシボソガラスはそのまま丸飲みします。

ロウ状物質の中にあるナンキンハゼの黒い種の画像

ロウ状物質をとると、中に黒い種が見えました。

ハシボソガラスは種を丸飲みし、種を排泄して、ナンキンハゼの分布域拡大に一役買っています(種子散布者)

キジバトは種を丸飲みし、種ごと消化してしまいます(種子捕食者)

種子散布者と種子捕食者
  • 種子散布者:カラス類、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ類など
  • 種子捕食者:ハト類、カモ類、キジ類、アトリ類など

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