バードウォッチングにオススメの双眼鏡を知りたい
どんな基準で選んだらいいの?
あまり予算がなくても、大丈夫な双眼鏡はあるの?
野鳥を見る為の双眼鏡の選び方として、一般的に考えられている基準をまとめていますので、参考にしてみてください。
倍率 | 8倍か10倍がいい |
口径(対物レンズ有効径) | 20〜50mmがいい |
視野 | 6〜9°がいい |
ひとみ径 | 7mmに近い方が明るい(3〜5mmあれば薄暗くても大丈夫) |
アイレリーフ | 15mmほどあれば、眼鏡をしてても使える |
大きさ | 長時間の携帯に適しているか |
重さ | 長時間の携帯に適しているか(500gが目安) |
防水 | 屋外で使うので、あった方がいい |
もっと詳しく双眼鏡を選ぶ基準を知りたいなら、【関連記事:バードウォッチング用の双眼鏡を選ぶ基準まとめ】でご覧になれます。
この記事では、野鳥を見る為の双眼鏡選びで大事なポイントを軸に比較したバードウォッチングにオススメの8倍の双眼鏡を5選をまとめています。
定番の物から、最低限の価格でもしっかり野鳥が見れる双眼鏡をピックアップしてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
バードウォッチングにオススメの8倍の双眼鏡5選
スワロフスキー「EL8×32 SWAROVISION」
倍率 | 8倍 | アイレリーフ | 15mm |
口径 | 32mm | 大きさ | 13.8×12.6×5.7cm |
視野 | 8° | 重さ | 580g |
ひとみ径 | 4mm | 防水 | あり |
バードウォッチャーの憧れとも言われる「スワロフスキーの双眼鏡」を最初に紹介させてください!
何の制約もなく双眼鏡が持てるなら、ぜひ持っておきたい双眼鏡になりますが…お値段はびっくりするような価格です。
スワロフスキーの双眼鏡を持っている人が言うには、「何年も双眼鏡を使っていれば、その凄さを実感できると思うけど、双眼鏡を初めて買う人が持っても、その凄さが伝わるかはわからない」という逸品だそうです。
ですが、その性能は値段に見合う素晴らしい物と言われています。
いつかは持ちたい双眼鏡…それがスワロフスキーの双眼鏡です。
ニコン「プロスタッフ 7S 8×30」
倍率 | 8倍 | アイレリーフ | 15.4mm |
口径 | 30mm | 大きさ | 12.3×11.9×4.9cm |
視野 | 6.5° | 重さ | 415g |
ひとみ径 | 3.8mm | 防水 | あり |
「プロスタッフ7S」は、次に紹介する「モナーク7」と似たようなスペックですが、お値段が倍くらい違う双眼鏡になっています。
モナーク7は日本野鳥の会もオススメする双眼鏡で、プロスタッフ7Sは野鳥観察には使えないのか?というと、Nikonの公式サイトでも用途として野鳥観察が挙げられているので、何ら問題のない双眼鏡です。
それでは、プロスタッフ7Sとモナーク7で、大きく何が違うのかと言うと「視野6.5°と視野8.3°」の点となります。
モナーク7の方が広く見る事ができるわけですが、広く見えれば双眼鏡を覗きながら、野鳥を発見しやすいという利点があります。
ですが、プロスタッフ7Sを使っている人が、「野鳥が見えなくて使えない!」と言っているわけではなく、多くの方が満足して使っている点も押さえておきたいです。
他の違いは、モナーク7の方が双眼鏡の画質がいいと言う点があります。
そんな違いがあって、プロスタッフ7Sとモナーク7では、価格が倍近く違います。
ニコン「MONARCH 7 8×30」
倍率 | 8倍 | アイレリーフ | 15.1mm |
口径 | 30mm | 大きさ | 17×16.8×8.4cm |
視野 | 8.3° | 重さ | 435g |
ひとみ径 | 3.8mm | 防水 | あり |
日本野鳥の会も薦める携帯性も性能もバッチリな入門モデルです。
口径が30mmと小さすぎず大きすぎずな大きさで、見え味もバッチリ。
さらに携帯性が失われるだろうと言われる500gを下回っている軽い双眼鏡。
バードウォッチングの定番の双眼鏡として、多くの方が持っている双眼鏡です。
予算に余裕があれば、「モナーク7 8×30」を持っていれば、間違いはないだろうってくらい色んな人がオススメしています。
ペンタックス「8×21 タンクローR」
倍率 | 8倍 | アイレリーフ | 13mm |
口径 | 21mm | 大きさ | 11×8.3×4.8cm |
視野 | 6.2° | 重さ | 210g |
ひとみ径 | 2.6mm | 防水 | なし |
今回、紹介する双眼鏡の中では、もっとも安い双眼鏡です。
僕もバードウォッチングを始めたばかりの頃に、このタンクローを購入しました。
買った当時は、「野鳥の姿が大きく見える?」と感動したものですが…
身長163cmの手が大きい成人男性(僕)には、ちょっと小さくて使いにくさが目立つようになりました。
それに僕は眼鏡をしているので、アイレリーフ13mmはちょっと足りない…(とは言っても、眼鏡をしながら使えない事はないので、なんだかんだずっと使ってます。)
あと、「防水性」がないのも要注意です。
見え味はかなりクリアで問題なく野鳥の姿を観察できます。
逆に、これよりよく見えるってどんな感じなんだろうってくらいです。
双眼鏡にいきなり1万円以上も出せないって方に、お試し双眼鏡としてオススメできます。
小さくて軽いので、女性や子供にもオススメです。
安価なバードウォッチング用の双眼鏡としては、とても優秀なので、「小さい?軽い?安い」を重視するなら、僕はタンクローをオススメしています。
バードウォッチングに付き合ってもらった友達も「おぉ‼?よく見える」って言ってました。
オリンパス「8×25 WP Ⅱ 」
倍率 | 8倍 | アイレリーフ | 15mm |
口径 | 25mm | 大きさ | 11.5×11.4×4.5cm |
視野 | 6.2° | 重さ | 260g |
ひとみ径 | 3.1mm | 防水 | あり |
タンクローよりも少し大きいサイズ感の双眼鏡です。
それでも小型な双眼鏡で、重さも260gと軽い部類。
さらに「防水性」もあって、屋外の仕様も安心です。
「小型•軽量、アイレリーフ15mm(眼鏡をかけて使用できる)、防水」の3点が譲れない人には、こちらの双眼鏡がオススメです。
価格も1万円以下なので、双眼鏡の中ではお手頃なのもポイントです。
まとめ
バードウォッチングにオススメの8倍の双眼鏡5選として、
- スワロフスキー「EL8×32 SWAROVISION」
- ニコン「プロスタッフ7S」8×30」
- ニコン「MONARCH 7 8×30」
- ペンタックス「8×21 タンクローR」
- オリンパス「8×25 WP Ⅱ」
を紹介しました。
一番安価なペンタックス「8×21 タンクローR」でも、野鳥の姿はかなりハッキリ見えます。
なので、ご予算に合わせて双眼鏡を選んで、バードウォッチングを楽しんでください。
双眼鏡があるだけで、野鳥達の距離がグッと縮まる事、間違いなしです