2021年7月11日(日)、ニイニイゼミが鳴き始め、いよいよ広がる夏の空。
僕はキセキレイを探しに、山へ探鳥しに行きました。
毎年、冬になると、川にキセキレイがやってくるのは知っていて、冬のキセキレイはよく観察していたんです。
ですが、そのキセキレイも夏には姿を消してしまい、僕は夏羽のキセキレイを見た事がありませんでした。
キセキレイに会いに夏の山へ
僕も鳥を見て10年くらい…
そう、キセキレイはこんな山(↑の画像)に囲まれた!
上の画像のような川にいるはず!
さてさて…キセキレイはいるんでしょうか?
夏のキセキレイを探して、車を無駄に走らす
山に囲まれた川に行きたくて、昔、キセキレイを見た田舎の駅周辺にたどり着きたかったんですが…
ナビ無しの想像で車を走らせてしまったら、3箇所くらいで道に迷いまして…
やっぱり身近な場所で観察しているのが1番だ…
と、鳥を探しに行ったはずが、ただ車を走らせただけになっていました。
それで、もう帰ろう…諦めようと、来た道を戻っていたんです。
「!」
帰路の途中で、通り過ぎようとした川で、川で鳥が飛び立つのが見えました。
「何にも会えないよりはいいか…車から降りて、この川で探してみよう…」と、半ば諦めで、上の画像の川で鳥を探してみる事にしたんです。
川を見て10秒で…会えた!
車から降りて、鳥が飛んでいった方向をキョロキョロ…
カメラをズームして…
そうそれは紛れもない、夏のキセキレイだったんです。
車から降りて、10秒でした。
ただ、距離は少し遠くて、近づくのは難しい場所でした。
夏羽のオスのキセキレイにも会えた!
それでも、キセキレイが行動している岩場を観察すると、そこにオスのキセキレイもいたんです!
さらに、キセキレイの巣立ち雛にも会えました!
キセキレイは巣立ち雛を、オスとメスで分担して面倒をみるそうなので(キセキレイのデータベース)この雛達はオスに面倒を見てもらっているのかな。
7月という事もあって、やっぱり時期が遅く、キセキレイの巣立ち雛の成長具合は終盤も終盤といった感じでした。
親鳥からの給餌も観察できず、自分で食べ物を探す姿がよく観察できました。
キセキレイの他にも会えた鳥
諦めようとしたけれど、ついに夏羽のオスのキセキレイに会えました!
キセキレイはお腹の黄色が目立つと思っていたのですが、遠目から見るとハクセキレイやセグロセキレイと印象が変わらなくて、肉眼では判別できませんでした。
カメラを通して、拡大すると、キセキレイだった!って感じでした。
そして、この川にはキセキレイの他にもハクセキレイとセグロセキレイもいて、3種類のセキレイがいっぺんに観察できたんです。
他にも、イカルチドリやイソシギにも会えて、この川だけで大満足の探鳥となりました!
最後に、今回の探鳥日記をまとめたいと思います。
ぱっと見で、鳥がいないと判断せず、ちゃんと自分の目で、双眼鏡で、カメラでチェックすべし!
車だと降りなきゃいけない手間が面倒くさくて、なんでもなさそうな場所をスルーしてしまいがち…
そういう意味では、ゆったり歩いて探鳥が1番鳥と会えますね。
ご覧いただきありがとうございました!