イソシギ

「イソシギの生態は?どんな鳥なの?」

イソシギ(チドリ目シギ科)は、日本全国で1年中見られる唯一のシギ科の鳥です。
お尻をフリフリしながら歩き、長いくちばしを使って水の中の獲物を探します。

1〜2羽でいる事が多く、遠くから見てもお尻フリフリが目立つので、羽色は地味でも見つけやすい鳥です。

「チーリーリー」と細い声で鳴きます。

 

イソシギの生態まとめ表

イソシギの全身画像

イソシギの特徴や基本情報
特徴お腹の白が肩先に切れ込んで見えるのが、よく似ているクサシギと区別する大きな特徴になる
会える季節1年中見られるが、北海道では夏鳥で、沖縄では冬鳥
会える場所干潟、水田、湖沼、川などあらゆる水辺で見られる
会える地域日本全国だが、季節により見られなくなる地域もある
名前
  • 漢字:磯鷸
  • 英語名:Common sandpiper
  • 学名:Actitis hypoleucos
名前の由来磯に住むシギからと言われているが、実際にはイソシギは淡水域に多く見られ、詳しい事はわかっていない。また岩場にいる事が多い事からという説がある。古くは「かはちどり」「ぴいぴいしぎ」と呼ばれていた
サイズ/重さ20cm/67g
食べ物昆虫、エビ、貝、ミミズなど

イソシギとイカルチドリが一緒に写った画像

イソシギの生態や子育てについて
鳴き声「チーリーリー」
寿命詳しい事はわかっていない
オスとメス同じ見た目で、外見からオスメスを見分けるのは難しい
歩き方足を交互に出して、お尻を上下させながら歩く
似た鳥クサシギ(外部リンク)」
性格1〜2羽でいる事が多い、単独行動を好む鳥

人に対する警戒心は普通で、比較的近くで観察できる事もある

行動地上を歩いている事が多いが、泳いだり、木の上に止まる事もある。また雛がいる時は擬傷行動が見られる
子育て
  • 4〜7月頃に、水辺付近の草の根もとなどに、浅い窪みを掘り枯草を敷き詰めた巣を作り、3〜5個の卵を産む(主に4個)
  • 卵は約22日で孵化し、メスのみまたはオスとメスで温める場合がある
  • 孵化した雛は、すぐに巣立ちを迎え(早成性)、27日ほどで飛べるようになる

参考文献

フィールドガイド日本の野鳥/高野伸二 著野鳥観察ハンディ図鑑 水辺の鳥/安西英明 解説/谷口高司 絵

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