
鳥の祖先が恐竜だと聞いたら、あなたは納得しますか?ビックリしますか?
そうなんです。
鳥の祖先を遡ると、実は恐竜に辿り着くんです!
恐竜には、「竜盤目」と「鳥盤目」という2つのグループがあり、鳥は竜盤目恐竜の子孫と考えられています。
鳥の祖先、簡単まとめ
この記事では、難しいことは一切省いて、鳥の祖先について簡単に解説したいと思います。
というのも進化の研究はややこしくて、少しでもこれってどういう事?って思ってしまうと、これも説明しなきゃあれも説明しなきゃと、分厚い本1冊書いても説明しきれない内容になってしまい、僕にはまとめられなさそうだったので…
あくまで野鳥が好きな人向けに「野鳥達の祖先ってこんな感じだったのかぁ」が伝わる内容を目指しました!
最古の鳥「始祖鳥」
鳥の祖先は、竜盤目恐竜とお伝えしました。
その竜盤目恐竜から、現在確認されているなかで最古の鳥類「始祖鳥」が進化!
現在の鳥類の進化の道を歩み始めたんです。
ちなみに、恐竜は爬虫類に分類されるので、鳥類は爬虫類から進化しました。
あれ?始祖鳥、祖先じゃなくね?
さきほど、最古の鳥は始祖鳥とお伝えしました。
ですが、今では始祖鳥は現在生きている鳥の直接の祖先とは考えられていないんです。
これはどういう事かというと…
そしてその共通の祖先こそ、鳥の祖先だ!
というわけなんですが、その共通祖先の姿はわかっておらず…
しそちょうは直接の鳥の祖先ではないものの、現在でも始祖鳥は鳥の起源や進化の歴史を研究する上で欠かすことのできない存在なんです。
翼竜は鳥の祖先じゃないの?
恐竜が鳥の祖先と聞いて、「翼竜」を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか?
プテラノドンなどの翼竜は、2億年以上前に恐竜と分かれたグループで、恐竜に近い爬虫類の仲間で恐竜ではないんです。
鳥も爬虫類?
翼竜は爬虫類で、恐竜とは2億年以上前に分かれた存在。
つまり、翼竜も恐竜も爬虫類から進化したわけで、恐竜から進化してきた鳥も爬虫類と言えます。
「それならどうして爬虫類と鳥類と呼び方が分かれているの?」
それは便宜上分けられているだけで、爬虫類と鳥類の姿があまりに違いすぎるのが原因の一つと考えられます。
いまだに「鳥類=爬虫類」と言われるのに抵抗がある人がいる事からもわかるのではないでしょうか?
鳥と亀の共通点
そんな爬虫類の亀、遺伝的には実は鳥に近いそうなんです。
亀と鳥の体の構造は似ていて、長生きするための仕組みはとてもよく似ているのだとか…
あとはただ飛ぶか飛ばないかの違いだそうで…
それだけでこんなに見た目に変化があるって…「飛ぶ能力」って凄まじいインパクトですね。
鳥の祖先まとめ
鳥の祖先をまとめると、
「爬虫類→恐竜→始祖鳥と鳥の共通祖先→鳥」と進化してきた事になります。
実は、鳥の祖先を辿っていくと、爬虫類と哺乳類の共通祖先に辿り着いて、最後にはすべての生命の共通祖先に辿り着くんです。
そして、すべての生命の共通祖先が、いつどのように誕生したかは、まだ解明されていません。
生命の歴史には凄いロマンが詰まっていると思いませんか?
今回の記事は「系統樹をさかのぼって見えてくる進化の歴史」を参考に「鳥の祖先」に注目して、簡単にざっくりまとめてみました。
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ご覧いただきありがとうございました!