ササゴイ

「ササゴイの生態は?どんな鳥なの?」

ササゴイ(ペリカン目サギ科)は、夏に日本にやってくる渡り鳥です。
主に夕方から活動し、川や水田で魚をとるが、日中に活動する事もよくあるので、観察できる機会も多い鳥です。

飛びながら「キュー」または「ピュー」という鋭い声で鳴きます。

単独で繁殖するものから、2〜5巣程度の小さなコロニーで繁殖するもの、さらには10巣をこえる大きなコロニーをつくるものまで、繁殖スタイルは様々です。

 

ササゴイの生態まとめ表

魚を狙うササゴイの画像

ササゴイの特徴や基本情報
特徴額から後頭部にかけて、濃い藍色で冠羽が長く伸びる。腹部は薄灰色で、喉から腹にかけて2本の縦縞が目立つ。目と目の周りと足が黄色く、繁殖期初期には目の周りと足に赤みを帯びるものがいる
会える季節4月中旬〜10月中旬
会える場所川、水田、公園の池
会える地域本州〜九州
名前
  • 漢字:笹五位
  • 英語名:Striated heron
  • 学名:Butorides striatus
名前の由来羽に縁があり、笹の葉のように見える事に由来する。また「ゴイ」はゴイサギの名前を省略したもので、「ゴイ(五位)」は宮中の位階の一つを意味する
サイズ/重さ52cm/220g
食べ物小魚、アメリカザリガニ、カエル、イモリなど

首を伸ばすササゴイの画像

ササゴイの生態や子育てについて
鳴き声飛びながら「キュー」または「ピュー」と鋭い声で鳴く
寿命情報がなく、不明
オスとメスササゴイのオスとメスは、外見に違いがなく、見た目で判断するのは難しい
歩き方足を交互に出して歩き、地上だけではなく、枝の上でも歩く
似た鳥ゴイサギ(外部サイト)」
性格都市部や住宅地にある緑地にも営巣する事から、それなりに人には慣れているが、警戒心はある。日本に来たばかりの頃は、2羽で行動している事が多い
行動日本に来た直後に交尾を行い、巣を作り始める。帰巣性が高く、何年も同じ林を利用する
子育て
  • 4月中旬頃から、樹上に小枝を組み合わせた皿状の巣を作り、3〜6個の薄青色の卵を産む
  • 卵は、21〜23日で孵化し、オスとメスで温める
  • 孵化した雛は、20〜30日で巣立ちを迎える
  • 親鳥は育雛後期から、2回目の巣作りを行う事もある

 

ササゴイの狩り

魚をとるササゴイのgif画像

ササゴイの長い首は、水面の魚をとるのに適していて、かなりの頻度で魚を捕まえるのが観察できます。
またササゴイは、小枝などを水面に撒いて疑似餌として使う事が知られています。

 

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編集部による観察記録「探鳥記」

参考文献

フィールドガイド日本の野鳥/高野伸二 著野鳥観察ハンディ図鑑 水辺の鳥/安西英明 解説/谷口高司 絵バードリサーチニュース2014年7月号

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