こんにちは、スポンジで動物を描いているおざきしょうたと言います。
この記事では僕がどうやってスポンジで絵を描いているのかを、実際の制作風景を交えてお伝えしています。
今回の記事は、2回目の途中の記事なので、前回までの様子を知りたい方は、前回の記事もぜひご覧ください。
色塗り後半:メインの動物を塗る
前回は、背景をスポンジで描きました。
今回は、メインとなるアカウミガメの赤ちゃんを描いていきます。
前回は、ウミガメにマスキングシートを貼って、背景に色を塗りましたが、
今回は、その逆で背景の方にマスキングシートを貼ります。
画面全体をマスキングシートで覆ったら、ウミガメの形に切り取って、ウミガメの部分のシートだけを外します。
これがマスキングシートです。
色塗り後半:表現を変えたい部分ごとにパーツ分け
質感や色などの表現を変えたい場合は、その部分ごとにマスキングシートを分けていきます。
今回は甲羅とそれ以外の部分で、別々に色を塗っています。
色塗り後半:塗り終わったらマスキングシートを貼るの繰り返し
身体の色が塗り終わったら、次に甲羅を塗っていきます。
基本的にはスポンジでとんとんして色を塗るので、質感の変化を出しにくいのですが、
- 絵の具と水の量を変える
- 色の重なりをより多くする
- スポンジをとんとんする強さを変える
- スポンジをとんとんする時の角度を変える
- スポンジ以外の素材をとんとんする
などなどのテクニックを使って、同じ質感にならないように注意します。
色塗り後半:完成予想図を頭の中に思い浮かべておく
作業を進めれば進めるほど、自分でも今どんな風になっているのかわからなくなるのが、スポンジで色を塗る時の困ったところです。
上の画像を見ると、甲羅を塗る前に塗った身体の部分が、どうなっているのかわからなくなっています。
なので、あらかじめ大体こんな感じ…と頭の中で完成図を立てておくのがオススメです。
色塗り後半:細かいところをは筆を使おう
基本的にはスポンジを色を塗っていくのですが、
どうしてもマスキングシートをカットできないほどの細かい部分や、スポンジで色を乗せるメリットがあまりない部分があります。
そんな時は、筆を使って、仕上げていきましょう。
特に目はしっかり描く事で、絵に説得力や迫力を持たせるので、目は筆で描いた方がいいと思います。
色塗り後半:細かい仕上げをする前に
画面全体の色塗りが終わったら、マスキングシートを剥がします。
シートについていた余分な絵の具が一気に無くなって、ウミガメの赤ちゃんがハッキリと現れました!!
細かい部分を塗る前に、マスキングシートを剥がす事で全体の仕上がりを見て、
そこから微調整していきます。
最後の微調整
マスキングシートを全て剥がしたら、絵の具が意図せずはみ出してしまった部分を修正します。
それに加えて、今回は海を目指して砂浜を歩くアカウミガメの赤ちゃんと言うテーマだったので、
アカウミガメの赤ちゃんが砂浜の上にいる様に、影も表現します。
目は筆で描こうと、さっき言ったばかりなんですが、僕はより目に存在感を出したいと思っているので、
目だけは別に紙を用意して、それを貼り付ける形にしています。
そこから筆で画面全体に馴染むように微調整を行なっています。
目となる紙を貼って、その上から筆で微調整しました。
これでスポンジでとんとんと描くウミガメの赤ちゃんの絵が完成しました!
スポンジで絵を描くまとめ
僕がスポンジで絵を描く時は、今回ご紹介した方法で描いています。
いかがでしたでしょうか?
ほぼスポンジだけでも、マスキングシートがあれば、筆で描く絵とは違う雰囲気ある絵が描けちゃうんです。
マスキングシートの代わりに、すこし丈夫な紙で型紙を使って、スポンジでとんとんする「ステンシル」としての表現も可能で…
スポンジでとんとんするだけなら、小さな子供達でも、絵を描いた事がない大人の方にもできるので、ぜひぜひスポンジでとんとんしてみてくださいね。
ご覧いただきありがとうございました!
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