ツバメってどんな鳥?春にやってくる渡り鳥!人の側で子育ても!

ツバメは、スズメ目ツバメ科に分類される鳥類で、全長は17cmほど。

日本には3月頃にやってきて、秋には越冬地へ旅立つ渡り鳥です。(九州だと2月頃から)
人家の軒先や駅など人の側で子育てをする鳥で、季節になれば日本全国でツバメが子育てしている様子が観察できると思います。

ツバメの巣がある場所は、開けた場所よりも中に入り組んで、外から見えにくい場所にある事が多いと思います!

人の近くで子育てをするツバメ。
この記事では「ツバメってどんな鳥?」をテーマに、ツバメについてザッとまとめてみました!

図鑑的な情報から、ツバメの凄さを伝える豆知識、観察写真多めでお届けしますので、写真だけ見ても楽しんでもらえるかと思います。

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ツバメってどんな鳥?

尾羽が長いオスのツバメの写真

「ツバメ」ってこんな鳥①
外見
  • 額と喉が赤く、お腹が白い
  • 体上面は黒っぽく、光に当たると青く見える
会える季節春〜秋
会える場所住宅地•農耕地•駅•川•池
会える地域日本全国(沖縄では繁殖せず、渡りの途中で見られるだけ)
沖縄にはリュウキュウツバメという別種が1年中見られる
サイズ17cm
食べ物飛んでいる昆虫(トンボ•ハチ•ハエなど)
鳴き声「チュルリチュルリ、ジャー」
「ツピッ」
「ジューイジューイ」
「チャ」

尾羽が短いツバメのメスの写真

茶色い鳩「キジバト」データ②
オスとメスオスは尾羽が長く、メスは短い
パートナーオスもメスも昨年の巣の側に戻っていき、昨年のつがい相手を待つ。
オスはメスを待つ傾向にあるが、メスはオスがいないと別のオスを探しに行ってしまうそう。
さらにツバメは不倫する事が知られています。(強いオスの遺伝子や多様な遺伝子を残す為の生存戦略)
別名「玄鳥(げんちょう)」
名前の由来

古名「ツバクラメ」からツバクラとなり、ツバメになった説
「ツバ」光沢のある
「クラ」黒
「メ」群れる鳥の事

他にも「土を食べる」ことから

行動食べ物をとる時も、水を飲む時も飛びながら行い、地上に降りるのは巣材の泥集めの時くらい
活動渡ってきたばかりの頃は川や池で集団で過ごし、その後、巣を作る為に住宅地付近で見かけるようになる
子育て
  • 泥と枯草を混ぜて作った巣に、4〜6個の卵を産む
  • 卵を温め始めてから約14日で孵化し、その後20日くらいで巣立ちを迎える
  • 巣立ち後のひなは、巣の外で親鳥から食べ物をもらいつつ、夜には巣に戻って眠る事も多い
  • ひなが自分で食べ物をとれるようになると、ヨシ原などで活動するようになる
  • 無事子育てが終わったつがいは、2回目の子育てを行うものもいる(50%の割合)
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凄いぞ!ツバメ豆知識!

飛ぶのが早すぎてブレブレなツバメの写真

ツバメは鳥の中でも飛翔能力が高く、飛ぶ能力を進化させてきた鳥と言えます。
ここではそんなツバメの飛翔に関わる3つの豆知識をまとめてみました!

凄いぞ!ツバメ豆知識3つ

時速50kmの飛翔!
ツバメは時速50kmの速さで飛翔し、危険を感じると最大200kmの速さで飛ぶ事もあります。
急上昇から急降下、自由自在に空中を飛び回る姿から「燕返し」なんて言葉も生まれたくらいです。
とっても軽い
ツバメは体重19gと一円玉20枚もない重さです。ツバメ(17cm)より小さいスズメ(14cm)は23g。ひらりひらりと身軽なツバメの体重はやっぱり軽いんですね!
天気を教えてくれる!?
「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」と聞いた事がありますか?
実はこれ、本当なんです。
というのも、ツバメが低く飛ぶのは、空中に飛んでいる昆虫を食べる為です。
雨が降りそうな湿度が高い時は、上昇気流が起きにくく、虫達が低いところにいるので、ツバメは低く飛ばないと虫を食べる事ができないんです。
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ツバメの巣作り動画

ここでは、ツバメの巣作り動画を紹介します!
YouTubeに巣作りから子育てまでの動画があったので、シェアさせていただきます。

ツバメの巣づくり豆知識

ツバメの先祖は自然暮らしだった!?
もともとツバメは崖のくぼみや洞のような場所に巣を作っていたと考えられています。
やがて人の家に巣を作るようになり、それが定着していきました。

ツバメの巣作り〜泥集め

頭から泥に突っ込むツバメの写真

ここではなかなか見れない?ツバメの巣材集めの写真をお届けします。

2021年4月7日、前の日は雨が降って、地面がぬかるんでいるところもありました。
そんな少し水溜りが残った地面に、ツバメが降り立ち、泥を集めていたんです。

頭から泥に突っ込んで、泥すくい。ちょっと枯草も混じっているのが、巣の強度を上げる匠の技ですね。

泥集め中に羽を広げるツバメの写真

つがいで泥集めをしていたんですが、先に地面に降りた1羽がもう1羽に呼びかけるように羽を広げていました。
地面に降りるツバメは珍しく、ゆっくり観察できる数少ない機会です。

くちばしが泥まみれで大口を開けるツバメの写真

ツバメの鳴き声は「土食って、泥食って、しぶーい」と、聞きなしされるんですが、まさにそんな事を言いそうな表情のツバメ。

ぬかるんだ地面に降りる3羽のツバメの写真

ぬかるんだ地面は良い巣材調達場のようで、2組ほどのつがいが巣材集めに来ていました!

4月24日には別の場所でも、巣材を集めるツバメを観察できたので、ぬかるんだ場所で待っているとツバメがやってきてくれるかもしれませんよ!

ツバメのひなの写真

大きな口を開けるツバメのひなの写真

ツバメの事を書くにあたって、近くでツバメの巣がないかと探してみました。
上の写真は2021年5月13日に見つけたツバメの巣の様子です。

子育て期間の中頃くらいでしょうか…
ツバメのひなはかなり大きくなっていました!

巣立ち間近のツバメのひなの写真

以前撮った、もうすぐ巣立ちそうなツバメのひなの羽は、色こそはくすんでいるものの綺麗に生え揃っていますね!

ツバメ以外の日本のツバメ4種類

コシアカツバメ

コシアカツバメの写真

コシアカツバメは、マンションで巣作りするツバメです。
ツバメよりも高い位置で巣作りするツバメの次に身近なツバメだと思います。

ツバメはお椀型の巣ですが、コシアカツバメはトックリ型の巣で中が見えないようになっています。

コシアカツバメの巣は、スズメにも良質な物件のようで、スズメがコシアカツバメの巣を狙って、よく喧嘩している姿を見ます。

写真が撮れる機会がないので画像を用意できないんですが、コシアカツバメ以外にも色んなツバメがいるので、名前だけ紹介させていただきます。

他にもいる!色んなツバメ達!

  • イワツバメ:橋の下に巣を作るツバメ。腰が白く、尾羽が短い
  • リュウキュウツバメ:奄美大島以南で1年中見られるツバメ
  • ショウドウツバメ:北海道で繁殖するツバメ。土手に穴を掘って集団で繁殖する

ツバメの疑問3つ

2021年5月13日のツバメの巣の様子

ここでは2021年に観察したツバメの巣の様子を見ながら、ツバメの疑問3つを紹介しています。

ツバメの巣はなぜ落ちないの?

普通に落ちる事もあるそうですよ。
その為、ツバメは凹凸のある壁や電灯の傘の上など落ちないようなところを選んで巣を作っています。
落ちるような場所に巣を作るツバメは、子育て経験が浅い新米パパとママと言えますね。

2021年5月17日のツバメのひなの様子

ツバメの巣は食べられる?

ツバメの巣は泥と枯草で出来ているので、食べても美味しくないです。
中華料理のツバメの巣は、アマツバメの仲間のジャワアナツバメ等の巣の事で、タンパク質が多く含まれた唾液腺からの分泌物なんです。

2021年5月21日、ツバメのひなは巣立ってしまいました

ツバメは夫婦で子育てするの?

日本のツバメは、メスのみが抱卵すると言われています。
ひなが孵化すれば、オスとメスが食べ物を運ぶと言われています。
断定する事ができないのは、まだまだ観察事例が少ないからなので、これを機にツバメの子育てを観察してみるのも楽しいかもしれませんね。

ツバメってどんな鳥まとめ

以上、ツバメってどんな鳥でした。
実際に観察した経験も踏まえてまとめさせていただきましたが、ツバメの事を少しはお伝えできたでしょうか?

 

ツバメは観察しやすく、人の側で子育てもしてくれる珍しい鳥です。
そんなツバメは人と鳥の世界を繋いでくれるナビゲーターかもしれませんね。

 

それでは、あなたにツバメとの素敵な出会いがありますように。

ご覧いただき、ありがとうございました!

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