ツバメの雛は巣立つと、どこに行くの?

早い地域では2月頃から日本にやってきて、人の近くで子育てをするツバメ。
季節になると、色々な場所からツバメ子育て情報が聞こえてきますよね。

すくすくと成鳥していくツバメの雛。(ツバメの雛が巣立つのは、孵化から約3週間後)
いつの間にか巣が空になっていて、ツバメの雛が巣立ったんだとわかります。

 

「ツバメの雛は巣立つと、どこに行くんでしょうか?」

夜になると、暫くの間は自分の巣に帰ってくるようですが、日中はどこで過ごしているんでしょうか?

この記事では「ツバメの雛は巣立つと、どこに行くの?」についてまとめてみました!

ツバメの雛は巣立つと、どこに行くの?

巣立ったツバメの雛の正面を向いた写真

巣立ったツバメの雛は、親鳥のなわばりに行くようです。

その場所は、川や河川敷や水辺が近くにある茂みや田んぼなど…巣の近くにある親鳥の狩場が多いんです。

僕の観察でも、川や田んぼや水辺の近い草むらで、ツバメの巣立ち雛が飛んでいるのを観察できました!

巣立った雛の見分け方

巣立ったツバメの雛の背中を向けた写真

地域にもよると思いますが、ツバメの雛が巣立つのは5月下旬頃から。

そのあたりから、巣立ち雛を連れた親鳥の群れを見る事ができます。
場所によっては、複数の家族が集まって、少し大きな群れになっていたりします。

巣立ったツバメの雛の首を傾げた写真

頑張れば肉眼でも巣立ち雛だとわかるので、以下の特徴を観察してみてください!

ツバメのここをチェック!

  • 頭と喉の赤色が薄くないか?
  • 尾羽が短く、ほぼない
  • よく休んでいないか?
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よく休むツバメの雛

巣立ったツバメの雛のそっぽを向いた写真

巣立ったばかりのツバメの雛は、親鳥ほど体力がないのか、よく休んでいます。
川の側溝や、少し丈夫な植物の茎など…普段ツバメが止まりそうにない場所で止まるのもツバメの雛の特徴です。

ツバメの繁殖後の暮らし

巣立ったツバメの雛の羽を伸ばした写真

図鑑によると、ツバメの雛は巣立った後、暫くは親鳥と行動を共にします。

ツバメの雛は自力で食べ物を捕れるようになると、人間の近くではなく、ヨシ原などの川が近くにある場所で過ごすようになり、夜も巣に帰らず、ねぐらで寝るようになります。

巣立ったツバメの雛の正面を向いた写真

雛が無事に育てば、親鳥の中には2回目の繁殖を行う個体もいて、その割合は半数くらいと考えられています。

ツバメの2回目の子育ては6月くらいから始められ、巣は新しく作る事が多いようです。

繁殖行動が終わった親鳥達は、家族でねぐらへと移り生活するようになります。
秋が近づいてくると、小さな群れがどんどん集まって大きな群れになり、集団ねぐらを作ります。

巣立ったツバメの雛の立った写真

そうして、9月頃にタイやマレーシアに渡っていくようです。

ツバメの雛は巣立つと、どこに行くの?まとめ

巣立ったツバメの雛の顔のアップ写真

ツバメの雛は巣立つと…

  1. 暫くは、親鳥と一緒に過ごす
  2. 自分で食べ物が捕れるようになると、川やヨシ原に移動する
  3. 7月頃から、雛同士で集まり始める
  4. 9月には海外へ旅立つ

必ずこういった行動をするわけではないですが、観察によって知られている大体の目安ですので、参考程度にお考えください。

田んぼを飛ぶツバメの親鳥の写真

ツバメの集団ねぐらがどこなのか?
近くで探してみると、7月頃にはツバメの大群が見られるかもしれませんよ!

 

以上「ツバメの雛は巣立つと、どこに行くの?」でした!
ご覧いただき、ありがとうございました!

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