
ヨシガモ(葦鴨 Anas falcata)は、全長約48cmのカモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類です。
日本には冬にやってくる冬鳥で、多くは湖沼、河川、湾に飛来します。(北海道では少数が繁殖します)
おむすび型の頭で、腰のあたりがふくらんで見えるのが特徴です。
目次
ヨシガモの写真
ヨシガモのオスは、写真のような姿をしています。
顔の緑色は、光に反射するとキラキラと光って、とても綺麗なカモです。
ヨシガモの基本データ
ヨシガモ/カモ目/カモ科 /全長48cm
学名:Anas falcata 英名:Falcated duck
おむすび型の頭で、腰のあたりがふくらんで見える。
北海道では少数が繁殖するが、多くは湖沼、河川、湾に冬鳥として飛来。ホーイと鳴く。
ヨシガモの特徴
ヨシガモの特徴を3点ほどまとめてみました。
- 頭が赤褐色~緑に見える
- お腹の模様が特徴的(枯山水のような曲線美)
- 腰の辺りの羽がくるんとしている
ナポレオンハットを持つカモ・・・ヨシガモ
さらにヨシガモのオスは、ナポレオンハットを持つカモとして知られています。
頭から少し伸びた羽が、ナポレオンの帽子の様に見える事から、ナポレオンハットを持つカモとして知られているんです。
この写真だと・・・辛うじてわかる程度ですね。
もっといい写真が撮れたら、摩り替えておきます。
他にもヨシガモの魅力が・・・
ヨシガモに限らず、多くのカモの魅力なんですが・・・
餌をとる時に、写真の様におしりをプカプカさせるんです。
これが妙に心をくすぐる仕草になっていて・・・カモって結構見ていて飽きないんです。
おしりをプカプカと浮かせて、ヨシガモは藻のようなものをとって食べていました。
一緒に写っている鳥はオオバンといって、オオバンも同じ様に藻を食べています。
でも、オオバンはおしりをプカプカさせないんです。
そんなオオバンについても、メモっているので良ければご覧ください。
ヨシガモの名前の由来
- 葦の多い所にいることに由来する説。
- オシドリ(鴛鴦)のように美しいことから
- 雄は姿が美しい・・・「容姿の良い」カモなのでヨシガモ
ヨシガモが美しいのは、オスだけ
ヨシガモが綺麗なのは、オスだけです。
鳥の多くはそんな感じなんです。
それで、ヨシガモのメスが写真に写っているかというと、写っていません・・・
ヨシガモのメスはいなかった・・・
この一緒に写っている地味な方が、ヨシガモのメスだと思いますよね?
そうなんです。ボクも何の疑いも無く、メスもいると思い込んでいました。
けど、よくよく調べたら、ヨシガモのメスのクチバシは黒いんです。
じゃあ、この一緒に写っているのはなんでしょう?
それは・・・オカヨシガモのメスだったんです。
ボクが観察している池では、毎年オカヨシガモとヨシガモが一緒に飛来してきます。
オカヨシガモはオスメスで飛来しているので、ヨシガモにもメスがいるだろうと思って写真を見返してみたら・・・
どこにもヨシガモのメスがいませんでした。
ヨシガモの写真まとめ
ヨシガモの写真だけをまとめてみました。
またいい写真が撮れたら追加していきたいと思います!!(2019.11.27)
ヨシガモまとめ
- ヨシガモは冬鳥
- ヨシガモのオスはナポレオンハットを持っている
- ヨシガモのメスは地味な姿をしている
- ヨシガモのオスは顔が緑に見える
- ヨシガモはおしりをプカプカさせる
他にもいろいろあるけれど、厳選しました。
ヨシガモは冬にしかやってきません。
また冬がきたら、近くの川や池に行ってヨシガモが来ていないか確認してみてください。
他にも身近な鳥についてもまとめています。