
オオバン(大鷭 Fulica atra)は、ツル目クイナ科に分類される鳥類です。
全長は約39cmで全身が黒く、クチバシと額が白いのが特徴です。
湖沼やその周辺にすみ、よく泳ぎます。水辺の草のしげみで繁殖し、冬は本州以南で越すものが多いです。
キューキューなどと、バンより高い声で鳴きます。
オオバンの写真
オオバンは、写真の様に全身が黒いです。
クチバシと額が白いのが特徴的で、似たような鳥に小型のバンという鳥がいるんですが、そちらはクチバシが黄色で額が赤いので、まず見間違う事はないと思います。
オオバンについて
■基本データ
オオバン/ツル目クイナ科の全長約39cmの水鳥
学名:Fulica atra 英名:Black coot/Common coot/Coot/Eurasian coot
全身が黒く、クチバシと額が白い
湖沼やその周辺にすみ、よく泳ぐ。
水辺の草のしげみで繁殖。冬は本州以南で越すものが多い。
キューキューなどとバンより高い声で鳴く。
最近増えている気がするオオバン
ボクが鳥を見始めて10年が経つんですが、いつも見ている池があるんです。
鳥を見始めたときは、オオバンなんて見かけなかったんですけど、最近は行けば高確率でいる存在になっています。
そう感じたからなのか、馴染みの池に限らず、行くとこ行くとこの川や池に、オオバンがいる気がします。
オオバンの見分け方
日本では、オオバンに似た鳥はあまりいないと思うので、一度オオバンに出会えば、見分けるのはそこまで難しくないと思います。
同じツル目クイナ科の水鳥で【バン】という鳥がいるのですが、そちらはクチバシの色が赤いです。
オオバンのクチバシは白色で、額も白色なのが一番の見分けポイントです。
僕の住んでいる場所は関西なのですが、季節問わず出会う事が出来る水鳥です。
オオバンの生活
オオバンは見ている限りだと、ずっと水に浮いています。
たまに頭をかく仕草が見られたり・・・
水の中へ潜る姿が見られたりします。
水の中に潜って何をしているのかと思えば・・・
水の中にある藻をとっているようです。
写真で見ると、水槽とかにもよく繁殖する藻みたいです。
観察していると、日中はほとんど藻を食べる事に専念している気がします。
愛らしいオオバン
オオバンの正面の姿です。
黒々していて、目も赤いオオバン。
ちょっと怖いかな?と思いきや、その表情はとても穏やか。
優雅に泳ぐ姿や、水に飛び込むダイナミックさも合わさって、とても魅力的な野鳥だと思います。
皆さんも、オオバンを見かけたら、ぜひオオバンの魅力を堪能してみてくださいね。
オオバンのまとめ
- オオバンはツル目クイナ科の水鳥で、年中日本にいる鳥。
- オオバンのクチバシと額は、白い。
- 最近、オオバンが増えてきている気がする・・・
- オオバンは藻を食べる。
- オオバンは黒いけど愛嬌がある。
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