バン

「バンの生態は?どんな鳥なの?」

バン(ツル目クイナ科)は、クイナ科の中で最も身近な鳥です。
全国の水辺で繁殖しますが、北の方では数が少なく、本州中部以北では夏鳥で、それより南では留鳥です。

「クルル」と鳴き、「キャッ」という声も出し、渡りの時には夜間飛びながら「キュッキュ」と鳴きます。

2021年1月の調査報告(外部サイト)によると、バンの繁殖分布は減少傾向にあるようで、今後の動向をしっかりと観察する必要があるとされています。

 

バンの生態まとめ表

泳ぐバンの画像

バンの特徴や基本情報
特徴ハトくらいの大きさで、額からくちばしは赤く、先は黄色。体は黒く、翼は茶色く、白い白斑が見られ、お尻付近にも白い羽がある。目は赤い
会える季節東日本では夏鳥で、西日本では1年中見られる留鳥
会える場所湖沼、池、川、水田
会える地域日本全国で見られるが、季節により見られなくなる地域もある
名前
  • 漢字:鷭
  • 英語名:Common Moorhen
  • 学名:Gallinula chloropus
名前の由来田んぼにいて、番をしているように見えた事から「バン」と名付けられたが、現在の田んぼではあまり見られなくなっている
サイズ/重さ35cm/240〜290g
食べ物水辺の草、茎、種子、水生昆虫、おたまじゃくしなど

歩くバンの画像

バンの生態や子育てについて
鳴き声「クルル」「キャッ」「キュッキュ」などと鳴く
寿命情報がなく、不明
オスとメス同じ見た目
歩き方足を交互に出して歩く。泳いでいる事が多いが、岸で歩いて食べ物を探す事もある
似た鳥オオバン

性格警戒心が高く、池の中にいても人が近づくと、対岸へ距離を取ろうとする
行動首を前後に振って泳ぎ、水面を足で蹴って助走して飛び立つ。飛翔中は足を垂らしている。カモと一緒に混じっている事もある。種内托卵を行う為、1つの巣に20個ほどの卵が存在する事もある
子育て
  • 5〜9月頃に、池や水田などに水草を積み上げて巣を作り、5〜8個ほどの卵を産む
  • 卵は約20日で孵化し、オスとメスが温める
  • 孵化した雛は40〜50日ほどで巣立つ
  • 巣立った雛が、2回目の子育てを手伝うヘルパー行動も見られる

バンの幼鳥

バンの幼鳥の画像

バンの幼鳥は、大人に比べて黒みが薄く、くちばしから額の赤色が黒っぽいです。

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参考文献

フィールドガイド日本の野鳥/高野伸二 著野鳥観察ハンディ図鑑 水辺の鳥/安西英明 解説/谷口高司 絵

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