
目次
どっちがセグロセキレイ?
上の写真、あなたにはどう見えていますか?
同じに見えるなら、次のポイントに注目してみてください。
顔に注目
上の写真の鳥は、顔が真っ黒で、額に白い線があります。(セグロセキレイ)
下の写真の鳥は、顔が真っ白で、目を貫くように黒い線があります。(ハクセキレイ)
出会う場所にも注目
セグロセキレイとハクセキレイは、似ているようで出現場所が違うんです。
・セグロセキレイ:水辺~水辺周辺
・ハクセキレイ:水辺~草原~駐車場
ハクセキレイは駐車場にもいるくらい、都市部への適応が進んでいます。
でも、セグロセキレイは水辺を中心に暮らしています。
川に行くと、ハクセキレイもセグロセキレイも見ることが出来るんですが、
駐車場では、ハクセキレイがほとんどだと思います。その駐車場の近くに川がない限り・・・
逃げ方も違う
セグロセキレイもハクセキレイも、尾羽をフリフリしながら、テクテク歩いています。
ただセグロセキレイは逃げるときに、多少は走るものの、すぐに飛んでいってしまいます。
ハクセキレイは、まずは早足で逃げて、駄目そうなら飛んで逃げる印象です。
どっちがセグロセキレイかわかりましたか?
こちらがセグロセキレイ
こちらがハクセキレイでした。
見分け方ポイント3つ
1.見た目:確実性★★★★★
一番オススメの方法!
視力が良ければ、遠くの鳥の姿もハッキリ見える。
顔が黒ければセグロセキレイ、白ければハクセキレイです。
セグロセキレイとハクセキレイの顔の違いは、ハッキリしているので、見た目で判断できるのが一番簡単です。
2.出会う場所:確実性★★
セグロセキレイは水辺周辺によくいる鳥で、
ハクセキレイは水辺~草原~駐車場まで幅広くいるので、
駐車場で出会うセキレイは、ハクセキレイであることが多いです。
ただ、何にでも例外は起こり得るので、この方法で種を特定するのは危険ですね。
3.逃げ方:確実性★★★
めっちゃ走るやん!って鳥は、ハクセキレイ。
走る素振りをして飛んでいくのは、セグロセキレイ。
観察していると、そんな感じです。
でも、これも例外はあります。
ハクセキレイも危険を感じれば、すぐに飛んでいくので・・・
セグロセキレイのヒナ
季節によっては、セグロセキレイのヒナを見ることが出来るかも知れません。
ヒナは全体的にぼけた色で、クチバシの縁が黄色いです。
警戒心が薄くて、あんまり逃げません。
でも親鳥が心配するので、鳥を見かけてもあまり近づかないようにしましょう。
左がセグロセキレイのヒナで、
右がセグロセキレイの親鳥です。
ガードレールに留まっていますが、すぐ近くに田んぼと川があります。
やっぱりセグロセキレイは水辺が好きなんです。
【次の記事】セグロセキレイとハクセキレイは見分けられましたか?ハクセキレイについてはこちらの記事で見ることが出来ます。