ホオジロ、オスとメスの姿を見比べる

ホオジロ(頬白 Emberiza cioides)は、スズメ目ホオジロ科に分類される全長約16cmの鳥類です。

 

円すい型のくちばしで、草の種子や虫などを食べ、林の周辺、農耕地、河川敷などのやや開けた環境にすんでいます。(北海道では主に夏鳥で数は少ないです。)

 

実際に観察していると、河川敷近くのよく草地や農耕地で採食をしている姿を見る事が出来ます。

 

スズメより長めの尾で、顔に黒白の模様(メスは黒い部分が褐色です。)

木のこずえなどの目立つところで、細い声で早口にチュッピーチリーチョチーツクなどとさえずります。

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ホオジロのオスとメスを見比べる

ホオジロのオス

ホオジロ♂の写真

ホオジロのオス

ホオジロのオスは・・・

顔の黒と白の模様が特徴的です。

さえずるオスのホオジロの写真

春になると、ホオジロは木の上などの目立つ場所でよくさえずるようになります。

ホオジロのメス

ホオジロ♀の写真

ホオジロのメス

ホオジロのメスは・・・

オスと違って、黒と白の模様の部分が褪せた感じです。
褐色とベージュみたいな色合いです。

茂みに紛れるホオジロのメスの写真

ホオジロのオスの近くにはメスもいる事が多く、メスは茂みや木の影でよく見かけます。

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ホオジロの基本データ

枝に止まるホオジロのオスの写真

「ホオジロ」ってどんな鳥①
外見目元から口元にかけて黒色で、頬の部分が白色。翼部分はスズメのような模様で、胸は茶褐色、お腹の中央は白っぽい
会える季節1年中
会える場所林、河川敷の草むら、農耕地
会える地域種子島以北の日本全国
サイズ17cm
食べ物植物の種子、繁殖期には昆虫
鳴き声「チチッ、チチッ」「チョピーチリーチョ、チーツク」「チョッチョッスチョホイツケ」

枝に止まるホオジロのメスの写真

「ホオジロ」ってどんな鳥②
オスとメス
  • オスは目元の黒色がはっきりしていて、全身の色も濃い
  • メスは顔の黒色がほとんどなく、全体的に薄い色
パートナー一夫一婦で、どちらかが死ぬまで添い遂げる
別名しとど
名前の由来喉•頬•眉が白いから
行動
  • 地上や低い樹上で食べ物を探す
  • 茂みに隠れながら活動する
活動繁殖期になると、オスは木のてっぺんなどの高い場所でさえずる
子育て
  • 低木や地上にイネ科の茎や根で巣を作る
  • 産卵する卵の数は3〜5個
  • 約11日でヒナが孵り、その後11日で巣立つ
  • 年に1〜3回繁殖する
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ホオジロのさえずりはこう聞こえる?

ホオジロのさえずりは色々な聞きなしで表現されます。

こう聞こえる?

「一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょーつかまつりおそーろー)」
「源平つつじ、茶つつじ」
「サッポロラーメン、味噌ラーメン」

本当にそう聞こえるのか?

ホオジロがさえずっていたら耳をすましてみてください。

草地に降りて食べ物を探すホオジロのオスの写真

ホオジロに似た鳴き声

同じホオジロ科の鳥のアオジなどは、ホオジロとよく似た鳴き声を持っています。

ホオジロの地鳴きの見分け方
繁殖期以外の鳴き声「地鳴き」では、ホオジロは「チチッ」と2音以上で鳴くのが、他のホオジロ科の鳥と聞き分けるポイントです。

ホオジロの子育て事情

草地で食べ物を探すホオジロのメスの写真

ホオジロの子育てでよく言われている情報をまとめました!

ホオジロの子育て事情

  • 卵を温めるのと巣作りはメスのみ
  • オスは見張りとしてさえずりが多くなる
  • さらにオスはメスに対して巣作りを促す動きを行う
  • ヒナが誕生すると、オスとメスが一緒に食べ物を与える
  • ヒナが一度に巣立たなかった場合、先に巣立ったヒナをオスが、後に残ったヒナをメスが世話をするそうです。

 

ホオジロの擬傷行為

羽が膨らんだホオジロのメスの写真

ホオジロはヒナに危険が迫ると、親鳥が擬傷行為をして、天敵の注意をひく習性があります。

ホオジロの擬傷行動

  • 目立つように鳴き続ける
  • 羽を膨らませて、体を小刻みに動かす
  • 羽をばたつかせる

上の写真のような状態かもしれませんが、上の写真は風が強い寒い日に撮影したものなので、ただ単に寒いわ風は強いわで、ホワホワになっているだけだと思います。

ホオジロは草地で餌を食べる

ホオジロ♂の写真

草むらが好きなホオジロは、よく草むらで声がします。

藪の中に生えた低木や、木の上にもいたりしますが、近くには草むらがあることがほとんどです。

そこでよく地面をツンツンしているので、草地で餌を食べているのは図鑑の記述通りですね!

 

アスファルトの道にだって出てきます。

ホオジロ♂の写真

アスファルトに出てくるホオジロは、とことこ歩く様子が魅力的です。

ホオジロは、鳴き声の綺麗な鳥

木の枝に止まる冬のホオジロのオスの写真

突然ですが、あなたは日本三鳴鳥(にほんさんめいちょう)を知っていますか?

・ウグイス

・オオルリ

・コマドリ

の3種が、日本三鳴鳥と呼ばれています。

 

ホオジロも負けず劣らずのさえずりを持っているので、日本三鳴鳥に加えて、日本四鳴鳥と呼ぶ事もある・・・

ってどこかで見た気がして、改めて調べてみたんですけど、確認できませんでした・・・

 

でも、そうなんだー!!って凄く納得した記憶だけはあるんですが・・・

ホオジロの巣立ちひなの写真

親鳥に食べ物をねだるホオジロの巣立ちひなの写真

2021年5月17日に、ホオジロの巣立ちひなに出会えました!
ホオジロのひなは「チチチッ」と盛んに鳴いていて、普段のホオジロの鳴き方とは違っていたので、周りを探してみると「ひなが!」

少し観察していると、オスがひなに食べ物を持ってきていました!
ひなは食べ物がなくなっても、まだおねだりしていて、子供の食欲は凄いなぁと、そのたくましさに感動しました。

ホオジロに似た鳥

アオジ

ホオジロに似た鳥アオジのオスの写真

ホオジロに似た鳥に、アオジという同じホオジロ科の鳥がいます。(上の写真はオスのアオジ)

繁殖期には山で生活する鳥ですが、冬にはホオジロと同じように茂みや草むらで活動するので、見間違える事も多いかもです。

茂みに隠れるアオジのメスの写真

こちらはアオジのメスです。

僕が観察した経験で言うと、河川敷に多いのはホオジロで、藪に多いのはアオジ、山は周りの環境によって半々で見かけるそんな印象です。

スズメ

ホオジロに似た鳥スズメの写真

ホオジロを知らない人にとっては、ホオジロもスズメに見えるんじゃないでしょうか?

ホオジロとスズメは似た色合いをしていますが、よく見ると、顔の模様が違いますね。

ホオジロのまとめ

飛び立つホオジロのオスの写真

最後に、上の写真はホオジロのオスでしょうか?メスでしょうか?

 

「めっちゃ右下にオスって書いてあるんですけどね」

 

お腹に穴が開いたホオジロのメスの写真

こちらの写真のホオジロはオス?メス?

 

「そんな事より、ホオジロのメスの体に穴が開いてるよ´д` ;」

 

羽の無くなった鳥は、普段の見た目とは程遠い姿をしていますが、羽でどれだけの幅を確保しているのかがわかる写真になりました。(羽の内側が黒いのも発見ですね!)

 

そんなわけで、ホオジロのオスとメスの違いをお伝えできたでしょうか?

この記事で、ホオジロのオスとメスの姿を確認したら、次は自然の中でホオジロ達と出会ってみてください。

 

あなたに鳥との素敵な出会いがありますように。

ご覧いただき、ありがとうございました!

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