レッサーパンダは漢字で書くと?
レッサーパンダは漢字で書くと「小熊猫」と書きます!
この記事では、レッサーパンダの漢字「小熊猫」にまつわる話をまとめています!

 

レッサーパンダを語る上では、外す事のできないあの動物との関係を交えながら、

レッサーパンダの漢字「小熊猫」から、

レッサーパンダと人との関わりを知っていこうという内容になっています!

中国語でも「小熊猫」

レッサーパンダの漢字は「小熊猫」でしたが、中国語でも「小熊猫」と書きます。

 

元々は、レッサーパンダは「熊猫(熊のようなネコ)」と呼ばれていましたが、ジャイアントパンダが発見された時に、

  • 小熊猫はレッサーパンダ
  • 大熊猫はジャイアントパンダ

と区別されるようになりました。

 

と言うのも、ジャイアントパンダとレッサーパンダは親戚だろうと思われていたからです。
(後々、それほど親戚じゃなかった事がわかるんですけどね)

 

昔の中国でのレッサーパンダの呼び方

上記の話は、ヨーロッパの人がレッサーパンダとジャイアントパンダを発見した時の話で(19世紀頃)昔の中国(13世紀頃)では、すでにレッサーパンダについての記述が発見されています。

 

地域で呼び方が異なっていたようで、

  • 四川では、「山悶得儿(シャンムンタル)」意味は「山の寡黙なモノ」
  • 雲南では、「金狗(チンコウ)」意味は「金色の犬」

と呼ばれていたようです。

 

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パンダの本格的調査を機に「改名」

ヨーロッパの人にパンダ達が発見され、中国でもパンダ達の研究が本格化し始めました。

 

その時に、西欧の呼び方に倣った名前が付けられる事になり

  • レッサーパンダは、「小猫熊」
  • ジャイアントパンダは、「大猫熊」

になりました。

これには、英語のCat Bearに合わせたという説があります。

 

レッサーパンダもジャイアントパンダも改名した理由

「猫熊」と言うのは、「ネコみたいなクマ」と言うことで、レッサーパンダの特徴を表したものだったんですが、ジャイアントパンダも一緒に改名する事になったようです。

 

この理由は何だったのかはわかりませんが、

  • レッサーパンダとジャイアントパンダが親戚だと考えていたから
  • 一方は「猫熊」で、一方は「熊猫」だとややこしいから

なんて理由があったのかもしれません。

 

「猫熊」が「熊猫」になった瞬間

そんなわけで西欧風に倣って「猫熊」と名付けられたレッサーパンダとジャイアントパンダ。

しかし現代では「熊猫」と呼ばれています。
それにはこんな経緯があったようです…

 

昔話

1940年、四川省の重慶で博覧会がありました。

そこでは「パンダの標本」が展示されていました。

 

「パンダの標本」の説明書きには、

学名で「Ailuropoda melanoleuca(アイルロポーダ?メラノレウカ)」
その下に中国語で「猫熊」と表示されていました。

中国の生物学界では、すでに西欧流の「左から右に文字を書く」方法を採用していたんです。

 

ところが、当時の中国では横書きは右から左に読む事が普通で、博覧会を見に来た人達は「熊猫」と誤認識したそうです。

さらに、博覧会を紹介した新聞記事で「熊猫」と書かれた影響も大きかったという話もあり…
世間の人々はパンダの事を「熊猫」と認識してしまったそうなんです。

 

この話は、中国で出版された “動物の名前の由来” を解説した本 『西南師範大学 漢語言文字学研究叢書第二輯 漢語動物命名考釈』 (2005年、巴蜀書社) にハッキリ書いてあるそうです。

 

台湾では今でも「猫熊」と呼んでいる人が多い

「熊猫」と呼ばれるようになったレッサーパンダ達ですが、台湾では今でも「猫熊」と呼ばれる事があるようです。

もちろん「熊猫」呼びも広まってはいますが、中国よりは「猫熊」の方が正しかったと知られているようなんです。

この理由は、中国の学者達の多くが台湾に渡った為、「猫熊」の方が正しいという知識が大陸よりも広まったからだろうと考えられています。

 

現代では「熊猫」と言うと、ジャイアントパンダの事

現代では、単に「熊猫」というと、ジャイアントパンダの事を指します。

と言うのも、ジャイアントパンダの方が知名度が高くなってしまい、「熊猫=ジャイアントパンダ」という認識が染み付いてしまったようです。

 

どちらも人気のある動物達なのは間違いないですけどね。

僕も子供の頃はレッサーパンダが凄く好きでした!

今はすべての動物を尊敬しているので、1番なんて選べません。

 

最後に

以上が、レッサーパンダの漢字「小熊猫」についてでした!

 

細かい時系列を追うと、

レッサーパンダは最初は「熊猫」で、西欧風に倣って「猫熊」になって、誤認識で「熊猫」になったのか?

最初から「猫熊」で、西欧風に倣って「猫熊」になって、巻き添えでジャイアントパンダも「猫熊」になったけど、「熊猫」と誤認識されて、レッサーパンダも巻き添えで「熊猫」になったのか?

 

そこらへんは調べてもハッキリしませんでしたが、
「熊猫」をめぐる話の大筋は、どこを調べても同じだったので、真実味はあると思います。

 

最後にもう一度、レッサーパンダの漢字について復習していきましょう!

レッサーパンダは、漢字で書くと、「小熊猫」

 

ご覧いただきありがとうございました!

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