オオヨシキリ

「オオヨシキリってどんな鳥?」

オオヨシキリ(大葦切)は夏鳥で、5月頃から河川敷やヨシ原で、大きな鳴き声が聴こえてきます。

普段は草むらに隠れているので、姿を探しにくいですが、大きな鳴き声がよく目立つので、すぐにいる場所がわかる鳥さんです。

オオヨシキリってどんな鳥?

さえずるオオヨシキリの画像

オオヨシキリってどんな鳥?
分類動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/スズメ目/ヨシキリ科/ヨシキリ属
英名Oriental Reed Warbler
学名Acrocephalus orientalis
意味東洋の頭の尖った鳥
別名行々子(鳴き声から)
生息地九州以北、北海道では南部のみで少ない
■見られる月:4月〜10月(9月〜10月は観察例が少ない)
世界分布繁殖地:中国、日本、モンゴル、朝鮮半島など
越冬地:フィリピン、マレー半島、スマトラ島など
生態
  • ヨシ原や灌木のある草地を動き回り、採食する
  • 食べ物は、昆虫類やクモ類、草木の実など
  • オスは数カ所のソングポストを移動しながら、さえずる

ソングポストとは?
さえずるための決まった場所。
何ヵ所かあり、観察する手掛かりになる

草の中に隠れるオオヨシキリの画像

オオヨシキリの特徴
特徴
  • ウグイスに似た見た目
  • ウグイスよりくちばしが長く、大きい
  • 頭が尖って見えることがある
  • 鳴き声が似ているコヨシキリがいる
鳴き声♪ギョギョギョ ギョギチ ギョギチとさえずる

♪さえずりは夜も聴こえることがある

♪さえずりは行行子と聞きなしされる

♪普段はゲーと鳴く(地鳴き)

オオヨシキリのさえずり音声

サイズ全長18cm
オスとメス
  • オスメス同色で、見た目では判別できない
  • 一部の個体は、一夫多妻で繁殖する
子育て
  • 平地の水辺のヨシ原の中などに、枯れ草などでしっかりした深い巣を作り、内部に細根や穂などを敷き詰める
  • 3〜6個(普通は4〜5個)の卵を産み、メスのみが抱卵、13日ほどで孵化する
  • 孵化したヒナは14日ほどで巣立つ
  • 一夫多妻の場合、オスは縄張り内で最も繁殖の進んでいる巣にだけ給餌を行う

オオヨシキリに似た鳥

ウグイス

姿は似ているが、慣れれば見分けられないことはない。

コヨシキリ

姿よりも、鳴き声が似ている。
見た目は慣れれば見分けられないことはない。
コヨシキリの方が優しい印象で、オオヨシキリは野生感がある。

外部サイト:さえずりナビーコヨシキリ

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オオヨシキリの鳥見メモ

おさんぽ鳥見編集部
ヨシ原に多く見られるオオヨシキリ。
たまーに住宅地の庭の草陰にやってくることもあります。 

他人様のお庭から聴こえてくるギョギョシギョギョシの鳴き声は、
ヨシ原で聴くのとは少し違っていて、違和感でした。

 

ヨシ原でオオヨシキリの鳴き声は、夏の暑さを思い起こさせるほどの風情があるんですが…
お庭のオオヨシキリは、駅前でクラシックコンサートをしてるようなチグハグ感…

 

それはそれで、変わった体験で良かったんですけどね。

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