
「オシドリってどんな鳥?」
オシドリ(鴛鴦)は、オスの姿がとても綺麗なカモで、東アジアにだけ生息するカモです。
ですがその美しさから、イギリスやアメリカ、中欧などに移入され、野生繁殖しています。
オシドリ(鴛鴦)ってどんな鳥?
オシドリってどんな鳥? | |
分類 | 動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/カモ目/カモ科/オシドリ属 |
英名 | Mandarin duck |
学名 | Aix galericulata 意味小さな帽子をかぶったエクスの鳥 |
別名 | ー |
生息地 | 日本全国(北海道•本州•九州で繁殖) ■見られる月:1年中(留鳥/漂鳥)繁殖 主に北海道や本州中部以北 越冬 主に本州以南の西日本が中心 こんな場所にもオシドリ |
世界分布 | シベリア東南部•モンゴル•中国•朝鮮•北アメリカ ヨーロッパにもオシドリ? |
生態 |
オシドリのオスとメスの割合 |
オシドリの特徴 | |
特徴 |
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鳴き声 | ♪「クイッ」や「クェッ」と鳴く |
サイズ | 全長48cm(オス)/41cm(メス) |
オスとメス |
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子育て |
オシドリのビックリ巣立ち! |
オシドリの亜種
情報なし
オシドリに似た鳥
オスは特徴的なので、他の鳥と見間違うことはほぼない。
トモエガモ
トモエガモのメスは、褐色味が強く目の周りは白くなくて、くちばしの基部に小白斑がある。
ヒドリガモ
ヒドリガモのメスは、腹部が卵型に白いことで似ているが、褐色味が強く目の周りは白くない。
また飛翔時に、翼の後縁の白線がない。
オシドリ夫婦について
オシドリといえば、オシドリ夫婦で有名ですが、実はオシドリは毎年パートナーを替えると言われています(後述あり)
それなのに、なぜオシドリ夫婦かというと、それは中国の故事「鴛鴦(エンオウ)の契り」に由来すると言われています。
「鴛鴦の契り」とは?
夫婦仲がとても良いことの例え。
「捜神記一一」に乗っている物語で、紀元前4世紀の終わり頃、戦国時代の中国でのこと。
宋という国に住むある男が、美しい妻と結婚しました。
しかし、妻の美しさに王が目をつけ、権力で彼女を奪ってしまいます。
その結果、夫は自殺してしまいました。
それを知った妻は「夫と一緒に葬ってください」と遺書を残して自殺しました。
王様は、それを許さず、2人の墓は少し離れて建てられました。
すると、両方の墓から木が生えて、一晩のうちに成長して、枝が絡み合うほどになりました。
さらにつがいのオシドリ(鴛鴦)がやってきて、その枝に巣を作ったので、人々は感動したということです。
オシドリ夫婦はすぐに別れるの真相は?
オシドリは、毎年パートナーを替えるというのは、オシドリを調べると出てくる情報ですが…
実際はどうなのかわかっていないようです!
オシドリは毎年パートナーを替えるというのは、カモの習性から立てられた仮説で実証されたわけではありません。
英国の著名なオシドリ研究者クリストファー・リーバーは「通常、オシドリは一夫一妻であり、その関係は数年にわたることもある」と著書に書いています。
オシドリの鳥見メモ
オシドリと会うには、冬〜春先がおすすめです!
繁殖期は、森林で子育てするので、会うのも大変。
ですが、冬になると、他のカモと同じように池で会えるようになります。
オシドリは広めの池で、周りを林に囲まれた場所が好きなので…
そんな池を探しておくと、オシドリと会う確率を高められるかもです!