ベニマシコ

「ベニマシコってどんな鳥?」

ベニマシコ(紅猿子)は、北海道や青森県で繁殖し、秋冬に本州以南で越冬する夏鳥でもあり冬鳥でもある鳥さんです。

季節によって日本国内を移動する鳥のことを漂鳥といい、
ベニマシコは1年中日本にいるんだけど、秋と冬に出会いやすいんです。

ベニマシコってどんな鳥?

ベニマシコのオスの画像

ベニマシコってどんな鳥?
分類動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/スズメ目/アトリ科/ベニマシコ属
英名Long-tailed Rosefinch
学名Uragus sibiricus
意味シベリアの後衛隊長
別名さるましこ、てりましこ
生息地日本全国(漂鳥)
■見られる月:1年中(北海道、青森県下北半島)
11〜3月(本州以南)越冬のため、国内を移動
北海道の個体は、秋冬に本州以南に移動するが、北海道にも少数が残る
世界分布中国、カザフスタン、北朝鮮、韓国、ロシア
生態
  • 平地から低山の草原、湿原、灌木林などで生活する
  • 繁殖期以外は、数羽の群れで生活するものが多い
  • 食べ物は、草木の種子や芽、昆虫類など

季節ごとの生態

  • 繁殖期は、主に灌木の散在する草原に生息
  • 越冬地では、林縁や草藪で採食しながら移動するものが多く、1ヶ所には長居しない傾向がある

ベニマシコのメスの画像

ベニマシコの特徴
特徴
  • オスは紅色が綺麗、冬になるとメスに似た見た目になる
  • メスはベージュ色で、黒い模様がある
  • 黒い翼に2本の白線が目立つ
鳴き声♪チュル チルチ チィと、早朝にさえずることが多い

♪普段はフィッやフィホと鳴く

♪春先は、越冬地でもさえずることがある

ベニマシコのさえずり

ベニマシコの地鳴き

サイズ全長15cm
オスとメス
  • オスとメスで見た目が違う
  • オスの冬羽は、メスによく似ている
子育て
  • 平地のやぶのある草原や湿原などに繁殖する
  • 枯れ葉や花の穂などで、お椀形の巣をつくり、3〜4個の卵を産む
  • 抱卵はオスとメスが交代で行う

ベニマシコに似た鳥

ホオジロ

全長16.5cm。オスの冬羽とメスの姿が、ホオジロによく似る。
生活環境も似ているため、鳴き声も判断材料にしたい。
鳴き声はチチチッ

オオジュリン

全長16cm。オスの冬羽とメスの姿が似ている。
繁殖期のオスは見間違えない。
鳴き声はチッ、チッ、秋冬にはチュリーン

オオマシコ

全長17.5cm。ベニマシコより大きく、尾が短く見える。
ベニマシコにある翼の2本の白帯はない。

外部サイト:オオマシコーさえずりナビ

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ベニマシコの鳥見メモ

おさんぽ鳥見編集部

本州では、秋冬に見られるベニマシコ

 

やぶの中で活動しているので、
ベニマシコと会うには、鳴き声に気づくのが早いです

 

同じような場所で活動する身近な鳥にホオジロがいるので

ついついまたホオジロ?と思われがちなベニマシコ

 

でも、鳴き声さえおさえておけば…

これはホオジロじゃない…!
と、気付けるはず!

 

意外と身近な場所でも会えるので、秋冬になったら、ベニマシコを探してみてください!

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