「ヒヨドリのつがいを見かけたけれど、どっちがオスで、どっちがメスなんだろう?」
ヒヨドリは図鑑では雌雄同色とあり、姿からはオスとメスを見分ける事ができません。
ヒヨドリがオスかメスか見分ける事ができるんです!…と思います(それくらい難しいって事で)
そもそもヒヨドリだと思っていた鳥が、ムクドリだった…なんて方もいるかもしれないので、よく間違われやすいムクドリとの見た目の違いも見ていきましょう!
ヒヨドリのオスとメスの見分け方
まずは、ペアでいるヒヨドリを見ていきましょう。
上の画像から、オスメスの違いがわかるでしょうか?
これでは、どっちがオスかメスかなんてわからないですよね…
次は巣作りしていたヒヨドリのペアを見比べてみます。
右のヒヨドリは、よく見ると、頭の毛が逆立っているのがわかります。
ヒヨドリのオスとメスでよく言われるのは、
ペアでいる時に、よく頭を逆立てているのがオスという事です。
一度だけの観察だと、判断材料としては弱いと思いますが、何度も観察して、いつも片方だけが頭の羽を逆立てているなら、そちらのヒヨドリがオスだと推測できます。
さらに子育てしていたヒヨドリのペアです。
こちらも99%同じ見た目ですね…
3枚の画像を見比べてきましたが、ヒヨドリのオスメスを見た目だけで判断できたでしょうか?
何か決定的な違いがわかった方は、ぜひ教えてください!
ヒヨドリの行動で判断する
そして、ヒヨドリにはさえずりらしいさえずりがなく、オスもメスもよく鳴くので、鳴き声からも判断は難しいんです。
「僕たちに、ヒヨドリを見分ける術はないのでしょうか?」
見た目でダメなら…次はヒヨドリの行動から探っていきましょう!
卵を温めるのは、メスだけと言われているので、巣作り担当もメスだと考えられます。
つまり、巣を作っているヒヨドリの側をウロウロしている片方はオスだと言えるんです。
(巣作りするのがオスだったら、この説は一気に覆ってしまいますが…)
雛が産まれてしまったら、オスもメスも雛に食べ物をあげるので、そこでの判断は難しくなります。
ただ、ヒヨドリのメスは、雛を温めるようなので、行動からヒヨドリの性別は判断できそうです。
普段の生活からは、オスメスの判断が難しいヒヨドリですが、
繁殖期になると明らかに違う行動をしているので、どちらがどちらかが分かれば、なんとかヒヨドリのオスメスが見分けられそう!
ヒヨドリとムクドリの違い
ヒヨドリとムクドリの違い | |||
ヒヨドリ | ムクドリ | ||
姿 | くちばしが黒い。全体的に灰色で、頬に赤茶色の羽がある | くちばしが黄色い。顔の周りが白く、所々に黒い羽があり、後頭部は黒い。 | |
行動 | 単独?ペアでいる。ほとんど木の上で活動する | 群れでいる。木の上でも、地上でも活動する | |
鳴き声 | 「ピーヨ、ピーヨ」「ピ系の音」 | 「キュルキュル」「ギャー」1羽の鳴き声はそこまで大きくない | |
食べ物 | 花の蜜、木の実、果物、野菜、繁殖期には虫も食べる | 昆虫、木の実など |
ヒヨドリのオスとメスの見分け方まとめ
以上、ヒヨドリのオスとメスの見分け方でした!
ヒヨドリの性別は、肉眼で見分けるのは、非常に困難という事がわかりました。
ですが、ヒヨドリを紫外線カメラで撮って三原色で加工すると、オスとメスでハッキリした違いがあるそうです!
とは言っても、人の目ではできない芸当なので、僕たちはヒヨドリの行動からオスとメスを判断していくのが良さそうです。
ヒヨドリを見かけたら、ヒヨドリの行動を観察してみてください。
もしかしたら、あなたがヒヨドリのオスとメスのハッキリした違いを発見できるかもしれませんよ!
ご覧いただきありがとうございました!