
「ミソサザイってどんな鳥?」
ミソサザイ(鷦鷯)は、全長10cmほどの小さな鳥で、谷川沿いの林で繁殖します。
地上を隠れるように動き回り、ウグイスのようにやぶの中に隠れていて、なかなか姿を見せてくれません。
たださえずる時は、目立つ場所に止まりがちなので、ミソサザイがさえずる2月頃からはチャンスが多くなるかも!
ミソサザイってどんな鳥?
ミソサザイってどんな鳥? | |
分類 | 動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/スズメ目/ミソサザイ科/ミソサザイ属 |
英名 | Eurasian Wren |
学名 | Troglodytes troglodytes 意味穴へもぐる鳥 |
別名 | しょうりょう/ささぎ(古名) |
生息地 | 九州以北 ■国内移動:秋〜春先にかけて、低山や平地のやぶで越冬する ■見られる月:1年中(特に11月〜6月の観察例が多い) |
世界分布 | 繁殖地 ヨーロッパ、アフリカ北部、西アジア、中央アジア〜ロシア極東部、東南アジア北部、中国、台湾、朝鮮半島、北アメリカ西部および東部越冬地 北方で繁殖した個体は、南方へ渡る |
生態 |
ミソサザイの動き |
ミソサザイの特徴 | |
特徴 |
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鳴き声 | ♪「ピピピ チュイチュイ チヨチヨ チリリリ」といろいろな声を組み合わせてさえずる ♪さえずりの声は小さい体(10cm)のわりに大きい ♪普段は「チッ」とウグイスの地鳴きに似た声で鳴くが、ウグイスの声より高め ♪警戒時は「チュリリリ…」と鳴く ミソサザイの家族群の鳴き声 |
サイズ | 全長10cm |
オスとメス |
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子育て |
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ミソサザイの繁殖(補足)
ミソサザイの繁殖(補足) | |
つがい | 1羽のオスは1〜4羽のメスとつがいになる |
行動圏 | メスの数が多いほど、オスの行動圏は広くなる |
巣 | オス巣の外側部分だけを2〜4個作る(8個作った例もある) メス気に入った巣があれば内装を作り、巣を完成させる |
求愛 | オスは外側だけ作った巣の周りで激しくさえずり、メスを呼ぶ |
抱卵•育雛 | メスのみが行う |
ミソサザイの亜種
1.ミソサザイ(T. t. fumigatus)
北海道から九州に分布
2.モスケミソサザイ(T. t. mosukei)
伊豆諸島中部以南に分布
3.オガワミソサザイ(T.t. ogawae)
屋久島、種子島に分布
4.ダイトウミソサザイ(T. t. orii)
かつて大東諸島に分布(絶滅)
他、海外に分布している多数の亜種が分類されている
【外部サイト:wiki-ミソサザイの亜種確認】
ミソサザイに似た鳥
ウグイス
生活環境が似ていて、鳴き声も似ている
ミソサザイの鳥見メモ
3月、山のある公園にて、ミソサザイに初めて会いました。
そこは湿地が近くにあって、伐採した木を積み重ねた場所でした。
ウグイスに似た「ジャッ」という鳴き声が聞こえてきて、
意識すると、ウグイスのそれとはちょっと違いました。
会えたミソサザイはメスだったのか、なかなかさえずってくれませんでした。
さえずってくれれば、ミソサザイがいるかわかりやすいですが、
さえずってくれない時は「ジャッ」という鳴き声がしたら、探してみるとチャンスがあるかもしれません!
そんなこんなでなんとか撮影に成功したミソサザイ…
なのに、撮影データを消してしまったようで…
画像を用意できませんでした…うぅ…
初めてミソサザイに会えた年の夏
繁殖中のミソサザイに会いに、標高1,600m級の高山へ行ってきました
8月という遅い時期だったので、ミソサザイのさえずりは聴こえませんでしたが
子育てを終えて、家族で行動するミソサザイに会うことができました!
なので、ようやく当サイトでもミソサザイの画像を掲載できるように…!
今後のミソサザイの出会いの参考にしてみてください!