「ニュウナイスズメの生態は?どんな鳥なの?」
ニュウナイスズメ(スズメ目スズメ科)は、スズメに似た鳥で、日本では山林などで繁殖します。
スズメと違って、頬に黒い羽がないのが特徴で、人への警戒心も高め!
繁殖地以外では、冬の公園などで群れている場面に遭遇して、こんなところにニュウナイスズメが!?と感じることもよくあります。
ニュウナイスズメの生態まとめ表
ニュウナイスズメの特徴や基本情報 | |
分類 | 動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/スズメ目/スズメ科/スズメ属 |
特徴 | ニュウナイスズメはオスとメスで羽の色が異なり、オスは繁殖期と非繁殖期でも羽の色が異なる オスの特徴
メスの特徴
オスとメスの共通の特徴
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会える季節 | 1年中見られるが… 繁殖の為、本州中部以北に移動する夏鳥であり、 越冬の為、関東地方以南の暖地に移動する冬鳥でもある 日本国内を移動するので漂鳥でもある |
会える場所 |
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会える地域 | 日本全国で見られるが、繁殖期は本州中部以北で、非繁殖期は関東地方以南に移動する 世界分布 |
名前 |
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名前の由来 |
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サイズ/体重 | 14cm/17〜19.5g |
食べ物 | 繁殖期は昆虫類、普段は草の種子を主食にしている。また桜の花の蜜を飲む様子も観察できる 狩りのスタイル 地面や木の上で、食べ物を探します |
ニュウナイスズメの生態や子育てについて | |
鳴き声 | 地鳴き スズメに似た声で、「チュン」や「チュッ」「チィー」と鳴く ニュウナイスズメの群れの鳴き声 ニュウナイスズメの鳴き声 【ニュウナイスズメの鳴き声試聴サイト:さえずりナビ(外部サイト)】 |
寿命 | 野生での寿命は、1年4ヶ月という報告がある |
オスとメス | オスとメスで姿が違うので、外見からの識別が可能 |
歩き方 | ピョンピョンと跳ねるように歩く |
似た鳥 | 頬に黒い斑紋があるスズメ。たまにスズメの群れに混じっている事もあるので注意 |
性格 |
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行動 |
求愛行動
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子育て |
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ニュウナイスズメのオスとメスの姿を比較
上の画像は、ニュウナイスズメのオスとメスの冬の姿の比較画像です。
ニュウナイスズメのオスとメスの違い(冬)
・オス:頭が赤茶色(茶色っぽいことも)
:後頭部に白い羽がかすれたようにある
・メス:頭が黄土色
:白い眉斑がハッキリある
:後頭部に白い羽がかすれたようにある
・メス:頭が黄土色
:白い眉斑がハッキリある
ニュウナイスズメの補足情報
ニュウナイスズメの由来
- スズメに見られる頬の黒斑が無いことから、ホクロの古名である「にふ(斑)」が無い雀、ということで斑無雀→ニュウナイスズメに。
- 秋の田んぼで、できたばかりのコメを人より先に食べるから名付けられた「新嘗雀(にいなめすずめ)」がなまったものであるとする柳田國男の説。
- 平安時代に陸奥守として東北地方に左遷され、現地で恨みを抱いたまま死去した貴族、藤原実方が本種に転生して宮中に入り込み、納税された米を食い荒らしたという伝説。宮中(内廷)に入る雀、ということで入内雀。