「アオバトの生態は?どんな鳥なの?」
アオバト(ハト目ハト科)は、山地の森に暮らす緑色のハトです。
森の中で暮らしているので、姿を見る機会はあまりありませんが、春秋の渡りの時期には、まれに公園にやってくる事もあります。
アオバトの生態まとめ表
アオバトの特徴や基本情報 | |
分類 | 動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/ハト目/ハト科/アオバト属 |
特徴 | 体は緑色で額から胸は黄色味が強く、腹は白くて脇からお尻には黒緑色の縦斑がある。くちばしは薄い水色で、目の周りにも薄い水色のアイリングがある |
会える季節 | 本州、四国、九州で、1年中見られる留鳥。北海道では夏鳥で、沖縄では冬鳥 |
会える場所 | 山地のよく茂った広葉樹林に暮らし、森で会う事は難しい。春秋の繁殖地や越冬地への移動の際に、まれに公園などに現れる |
会える地域 | 日本全国 アオバトの繁殖地 |
名前 |
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名前の由来 |
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サイズ/体重 | 33cm/217〜300g |
食べ物 | 木の実、果実、種子、新芽などを食べ、木の上や地上で採食する |
アオバトの生態や子育てについて | |
鳴き声 | 「アーオアオ」と独特の声で鳴き、子供が泣いているようだと感じる人もいる YouTube動画のご紹介 |
寿命 | 野生では2〜3年と言われている |
オスとメス | ほぼ同じ見た目だが、オスは翼の小雨覆が栗茶色をしている |
歩き方 | 足を交互に出して歩く |
似た鳥 | 「ズアカアオバト(外部サイト)」頭頂部が赤茶色のアオバト。台湾や日本などで繁殖するが、頭頂部が赤茶色なのは台湾で繁殖するものだけで、日本のリュウキュウズアカアオバトの頭部は赤くない |
性格 | 森で生活している時は、あまり姿を見せないが、公園などに現れた際は「ドバト」や「キジバト」とあまり変わらない |
行動 | 5〜10月頃に、群れで海岸にやってきて海水を飲む事が知られていて、小樽市や神奈川県大磯町の海岸では、かなりの頻度で観察できる。また温泉や鉱泉、食品工場の排水などを飲む事例もある 海水を飲む理由 |
子育て |
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アオバトの豆知識
アオバトが食べている物
アオバトの季節の食事 | |
春?夏 |
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秋?冬 |
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冬には公園にも?
普段は山で暮らしているアオバトですが、冬になると、どんぐりを求めて平地の公園にもやってくる事があります。普段は山にいて会えないアオバトも、冬だと会える可能性が高まります。
アオバトの雑学
アオバトの雑学 | |
町の鳥 | アオバトは小樽市の町の鳥に指定されている |
尾羽 | 尾羽の羽の数は14枚で、ドバトやキジバトの12枚と異なる |
緑の羽 | アオバトの羽は、青と黄色の羽が重なって緑に見えている |
編集部による観察記録「探鳥記」
参考文献
「フィールドガイド日本の野鳥/高野伸二 著」「野鳥観察ハンディ図鑑 山野の鳥/安西英明 解説/谷口高司 絵」「バードリサーチニュース2011年9月号」