ドバトとは?食用や伝書鳩•愛玩用に飼われたカワラバトの事!

ドバトは「カワラバト」を家禽化した呼び名です。
ドバトは、駅前や公園、橋の下やショッピングモールで群れていて、世界中の都市でも飼われていたカワラバトが野生化したドバトが数多く生息しています。

原種カワラバトについて

ドバトの原種であるカワラバトは、ヨーロッパ•中央アジア•北アフリカなどの乾燥地帯に生息するハトで、日本では飼われていたカワラバトが野生化したものを「ドバト」と呼んで区別しています。

ただ、日本での「カワラバト」「ドバト」の区別は曖昧で、実際はどちらの名前でも呼ばれています。

それでも2種類の呼び方をまとめるなら、以下の感じです↓

呼び方まとめ

  • ドバト:飼育されたカワラバト/飼育されたカワラバトが野生化したハト
  • カワラバト:ヨーロッパ、中央アジア、北アフリカなどに生息する野生のハト
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カワラバトとドバト

電線に止まるドバトの写真

「カワラバト」と「ドバト」を区別する理由は「ドバト」は飼われていたハトで、品種改良もされていて、原種との違いがあるから「原種のカワラバト」と区別する為。

今や原種の方が珍しい?

現在では、世界中の都市にドバトがいる事から「原種カワラバト」を探す方が難しい状況なのかもしれません…

カワラバトとドバトを区別しているのは、日本だけなのでしょうか?

カワラバトは英語で「rock dove」と言いますが、野生のカワラバトを指す時は「wild rock dove」「feral pigeons」と野生という単語をつけて表記していました。

という事は英語でも、街のハトと野生のハトを区別している事がわかりました!
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カワラバトの家禽化の歴史

曇り空を飛ぶドバトの写真

カワラバトが家禽化された始めの理由は「食料」だったと考えられています。

約1万年ほど前に、人に慣れやすいカワラバトを食料にする為に、カワラバトを飼うようになりました。

 

その後も中東やヨーロッパで、カワラバトの家禽化が続けられ、やがて食料以外の利用方法に気づいていきました。

それが伝書鳩としての利用です。

 

さらに年月が経つと、食肉の利用が他の動物に変わるようになりました。
そうなると、ハトは愛玩用としての利用され始めました。

愛玩用のハトは観賞用として様々な品種改良が行われ、ハトの見た目を競うコンテストも開かれるほど一部の人を熱狂させています。【品種改良されたハト(人によっては嫌悪感を抱くと思うので閲覧注意!)】

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日本にいるドバト

背筋を伸ばすドバトの写真

おさんぽ鳥見では「原種:カワラバト」を尊重して日本にいるカワラバトの事を「ドバト」と呼んでいます。

ここでは、日本でのドバトの基本情報をまとめてみました!

ドバトってこんな鳥①
外見灰ニ引(原種タイプ)、灰胡麻、黒胡麻、黒、白、栗、モザイクなど、様々な羽色の個体がいる
会える季節1年中
会える場所市街地•公園•駅前
会える地域日本全国•世界の都市
サイズ33cm
食べ物種子•穀物•果実•昆虫など
鳴き声「クックー」
「ゴロッポ」
「ウーウー」

黒い羽のドバトの写真

茶色い鳩「キジバト」データ②
オスとメス性別に関係なく、個体ごとに羽色に変化がある
パートナー1年中、チャンスがあれば求愛する
別名土塊鳩(つちくればと)
名前の由来お堂に多かったので「堂鳩」に由来
行動群れで行動する事が多い
活動栄養状態がいいと、冬でも繁殖できる
子育て
  • 小枝などで作った巣に、2個の卵を産む
  • 卵を温め約18日で孵化、その後1ヶ月程度で巣立ちを迎える
  • 巣立ったひなは生後6ヶ月で繁殖できるようになる

日本のドバトの歴史

羽の色が違う2羽のドバトの写真

日本のドバトの最も古い記録は神功皇后の時代(1〜3世紀)と言われています。

ドバトの呼び方の変化

ドバトと呼ばれるようになったのは江戸時代からで、平安時代には「伊閉波止(家鳩)」室町時代には「たうばと(塔鳩)」安土桃山時代には「だうばと(堂鳩)」と呼ばれていたようです。

日本のドバドは食用ではなく、八百万神のお使い神として特に神社で大切にされてきました。
それが理由で、人が近づいてもまったく逃げない個体もちらほらいるようです。

 

江戸時代にはカワラバトを伝書鳩として使用した者を処罰した記録が残っており、さらにカワラバトの餌を売る売店があり、庶民がハトに餌をやる慣習があったようです。

 

明治時代になると、カワラバトから品種改良された伝書鳩が欧米より輸入され、新聞社などで利用されました。
伝書鳩は戦争でも利用され、情報伝達には欠かせない存在だったようです。

 

その後、伝書鳩を使った鳩レースが行われるようになり、現在ドバトは都会で最も見られる鳥になっています。

凄いぞ!ドバト豆知識!

ドバトの巣立ち雛と思われる写真

ここではドバトの凄い豆知識を3つ紹介しています。

凄いぞ!ドバト豆知識!

6ヶ月後にはもう大人!?
ドバトのひなは巣立ってから6ヶ月で、繁殖できるようになります。
育雛と抱卵を一緒に!?
ドバトはひなを育てている最中に、新しく卵を産む事があり、ひなを育てながら卵を温める脅威的な子育てをする事があるんです。
特別な食べ物で、年に5回も子育て!?
ハトは「ピジョンミルク」という体内で作られた栄養分豊富な液体をひなに与えて子育てします。
ピジョンミルクはオスもメスも作ることができ、効率よくひなに食べ物を与える事ができるんです。

「ピジョンミルク」「育雛と抱卵を一緒に」「ひなから大人までが早い」の3本柱がドバトが爆発的に増える要因になっています。

とはいえ、親鳥があまり食べれていないと、そこまでの繁殖力は発揮できないようです。

ドバトとキジバト

ドバトとキジバトを見比べた画像

日本で見られる身近なハトは、ドバトの他に「キジバト」がいます。
「キジバト」はヤマバトとも呼ばれ、元々は山に暮らすハトでしたが、最近ではドバトほどではないものの、市街地でも生活するようになっていて、ドバトとキジバトを一緒に見かける機会も多くなっています。

上の写真を見て、ドバトとキジバトの違いを見比べてみて、実際の観察に活かしてみてください。

ドバトとは?まとめ

以上、ドバトとは?でした。

ドバトの呼び方は…

「ドバト=カワラバト」だけど「カワラバト」は原種の名前なので、外来種として野生化したカワラバトと区別する為に「ドバト」と呼んでいる

ドバトは品種改良されているので、羽の色も色々あって、都会では黒いドバトが生き残りやすくて黒いドバトが増えているそうです。

 

ドバトを見つけたら、ドバトの羽色をチェックしてみてください。
品種改良の名残の様々な羽色のドバトが見つかるはずです。

 

あなたに、ドバトとの素敵な出会いがありますように。

ご覧いただき、ありがとうございました!

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