
メジロはメジロ科に分類される鳥で、日本で見られるメジロ科の鳥は「メジロ」だけです。(小笠原諸島にはメグロがいるので、厳密に言うと違うんですが…)
黄緑色の姿に、名前の由来になった目の周りの白いアイリングが特徴的なメジロ。
写真で見比べると、メジロに似た鳥は日本にはいないと言うのが僕の意見です(メグロはいるけど)
そうなんです!
自然の中で肉眼でメジロを観察しようとすると、光の加減や葉っぱの茂り具合から、ほぼシルエットしかわからない状況もあります!
この記事では、実際にメジロに出会ってもメジロだってわかるように、まずは写真でメジロとサイズ感やシルエット?行動が似ている鳥を見比べてみたいと思います!
写真で見比べるメジロに似た鳥10種類!!
スズメ
スズメは木の上から地上まで行動範囲が広い鳥です。
メジロもたまに地上に降りる事もありますが、主な活動場所は木の上です。
桜の花が咲くと、メジロもスズメも一緒に見られる事があるので、見比べやすい鳥たちです。
カワラヒワ
カワラヒワは木の上から芝生?農耕地などで活動する鳥です。
メジロは芝生や農耕地で活動することはほぼなく、樹上?茂み生活です。
メジロと他の鳥を間違えやすいのは、やっぱり木の上で見かけた時だと思います!
ウグイス
ウグイスとメジロはよく勘違いされている鳥ですね。
ウグイスは藪に隠れて生活しているので、探してもなかなか姿を見せてくれません。
対して、メジロは木のてっぺんの目立つ場所でさえずるので、姿を確認しやすい鳥です!
ジョウビタキ♀
ジョウビタキは秋になると日本にやってくる冬鳥です。
メジロよりも開けた場所で見かける事が多いですが、冬のメジロも繁殖期に比べて目立つので、シルエットで見間違える事もあるかもしれません。
ジョウビタキはその場でジッとしている時間が長く、メジロは動き回っている事が多いです。
シジュウカラ
シジュウカラはメジロと似たような環境で活動する事が多い鳥です。
ひなが巣立ちを迎えた頃から、メジロや他の鳥と群れて行動する事もあり、見間違う事もあるかもしれません。
シジュウカラは木の上でも比較的開けた場所に出てくる事も多いですが、メジロは混み合った場所を好んで動いている印象があります。
エナガ
エナガもシジュウカラと同じで、メジロや他の鳥と群れる習性があります。
サイズ感はメジロに似ていますが、尾の長さが肉眼で見ても違うので、見分けるのは簡単かもしれません。
キビタキ
キビタキは夏に日本にやってくる夏鳥で、林の中で生活しています。
メジロも林の中で活動しているので、暗い林の中でシルエットだけを見ると、見分けるのが難しいかもしれません。
キビタキは単独行動が多く、メジロは2羽以上でいる事が多い印象ですが、必ずしもそうとは言えないので参考程度でお願いします!
マヒワ
マヒワは秋になると日本にやってくる冬鳥です。
色合いは似ていますが、かなりの大群で行動しているので、群れの数で見分ける事ができるかもしれません。
アオジ
アオジは繁殖期に山に移動し、あまり見かけなくなりますが、秋になると低地に移動して姿を見かける事が多くなる鳥です。
アオジは藪や植え込みで行動する事が多いので、メジロとは活動場所でも見分ける事ができるかもです!
アオジは、落ち葉をかき分けている姿をよく見る事ができ、メジロはそんな行動をあまりしないのがポイントです。
ソウシチョウ
ソウシチョウはウグイスが好みそうな藪で活動している外来種です。
繁殖期では同じ山で行動する事も多く、シルエットだけでは見間違うこともあるかもしれません。
ただメジロは木の上に、ソウシチョウは藪にいる事が多いので、同じ山でも活動場所は違うようです!
メジロ同士を見比べる
メジロの巣立ったばかりのひな
同じメジロ同士でも大人とひなとでは姿が少し違います!
上の写真は巣立ったばかりと思われるメジロのひなです!
メジロの代名詞である目の周りの白い羽がまだないですが、黄緑の羽はしっかり生えていて、一目でメジロのひなだとわかりますね!
メジロの大人に近づいたひな
別の場所で会ったメジロのひなと思われる個体です。
ひなだと思ったのはくちばし付近の色と顔つきから…
巣立ったばかりのひなと比べると、目の周りの白い羽もしっかり生えていて、パッと見だと大人と変わらない印象でした!
写真で見比べるメジロに似た鳥10種類!!まとめ
以上、写真で見比べるメジロに似た鳥10種類でした!!
それぞれの鳥を解説していくと、いくらでも長くなってしまうので、説明はほどほどに写真をメインに紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?
最初の方にお伝えしましたが、日本で「メジロに似た鳥」はいないと僕は思っているので、
鳥との出会いを重ねていけば、メジロと他の鳥はすぐに見分けられるようになると思います!
ただ自然の中だと、光や影や葉っぱの茂り具合など、ゆっくり観察できる機会の方が少ないので、そういった意味ではいつだって鳥を見分けるのは難しいとも言えますね!
あなたに、鳥との素敵な出会いがありますように。
ご覧いただきありがとうございました!