ブッポウソウ

「ブッポウソウってどんな鳥?」

ブッポウソウ(仏法僧)は、夏鳥として日本にやってくる渡り鳥です。

名前の由来は鳴き声からですが、ブッポウソウと鳴くのは、夜に鳴くコノハズク(フクロウの仲間)です。

ですが、同じ場所で、昼間に目立つブッポウソウがいた為、ブッポウソウと鳴くのはこの鳥に違いないと、ブッポウソウと名付けられました。

ブッポウソウの本当の鳴き声は、ゲゲゲと濁った感じです。

ブッポウソウってどんな鳥?

電線にとまるブッポウソウの画像

ブッポウソウってどんな鳥?
分類動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/ブッポウソウ目/ブッポウソウ科/Eurystomus属
英名Oriental Dollarbird
学名Eurystomus orientalis
意味東洋の口の広い鳥
別名三宝鳥
生息地日本全国(夏鳥)
■見られる月:5〜8月日本全国(特に本州•四国•九州)で観察例があるが、数は少ない
世界分布繁殖地 ユーラシア大陸東部とオーストラリア
越冬地 東南アジア
生態
  • 平地から低山の林、田んぼや渓流などと接する山林に飛来する
  • 決まった場所の横枝や電線にとまり、飛んでいる昆虫を探す
  • 獲物を見つけたら、横枝や電線から飛び立ち、狩りの成功に関わらず、元の位置に戻ってくることが多い
  • 繁殖期は、一度獲物を弱らせてから、巣穴に持ち込む
  • 食べ物は、飛翔昆虫類など

巣穴から顔を出すブッポウソウの画像

ブッポウソウの特徴
特徴
  • 赤いくちばし、青い翼、緑のお腹が綺麗
  • 日差しが強く、ブッポウソウが日陰に入ると、全体的に黒っぽく見える
  • 曇りや雨でも明るい日なら、ブッポウソウの羽色が綺麗に見える
鳴き声♪「ゲェ ゲゲゲ」と早口で鳴く

♪その他「ゲゲ」と平坦に鳴く

ブッポウソウの鳴き声

サイズ全長16cm
オスとメス
  • オスとメスで見た目が同じ
  • 求愛時は、オスがメスに食べ物をあげる様子が観察できる
子育て
  • ムササビなどが利用して出入り口が大きくなったキツツキ類の古巣や巣箱を好んで巣に利用し、橋などの建造物の隙間を巣にする個体もいる
  • 2〜5個の卵を産む(大抵4個)
  • 抱卵期間は平均21日ほど
  • 昼はオスとメスが交代で、夜はメスが温める
  • 孵化したヒナは、平均26日ほどで巣立つ

ブッポウソウで有名な町

ブッポウソウで有名な町があるのを知っていますか?

岡山県の吉備中央町では、町全体でブッポウソウの保護活動に力を入れていて、

2022年には、400個ほどある巣箱の内300個が利用されていたと、地元の方が教えてくれました。

中でも横山様と呼ばれる地域は、ブッポウソウの観察に最も適した場所と言われていて、実際に訪れた際には、多くのカメラマンがいました。

ただ、近くには農道もあり、一般の方が普通に生活している場所なので、
現地の方の言うことをよく聞いて、マナー良くブッポウソウを観察してください。

そうじゃないと、ブッポウソウの観察も禁止されてしまうかもしれません。

外部サイト:岡山県吉備中央町のホームページーブッポウソウ

外部サイト:Facebookー横山様

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ブッポウソウの鳥見メモ

おさんぽ鳥見編集部

ブッポウソウと言えば、岡山県が有名です。

 

ですが、数は少なくても、全国に飛来しているようなので、
もしかしたらお近くでも会える可能性があるかもしれません。

 

観察していると、ツバメに似た活動スタイルなので、
ツバメが見られる地域は、ブッポウソウもやってきてくれる可能性が!?

 

ツバメと違って、ブッポウソウに必要な環境は、樹洞や巣箱などの巣になる場所と、山林でしょうか…

 

ツバメのように、いつかどこでもブッポウソウに会えたらいいですよね!

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