この記事では、僕が出会った鳥達の事をまとめています。
僕は外に出れば、常に鳥の気配を探しているので、記事を追ってもらえれば、季節ごとの鳥の姿や行動の変化などをわかるかもしれません。
ボクはこんなやつ
動物を尊敬し、自然を愛し、このサイトで鳥たちの事を発信している32歳です。
今回は、夏の鳥サンコウチョウと出会うべく、神戸の再度山に行ってきました。
山に行って、初夏の鳥達に出会う
今回行った神戸の再度山、
実は初めてじゃないんです。
ボクはどうしても出会いたい鳥がいて、
それがサンコウチョウだったんです。
サンコウチョウはこんな鳥
去年にも再度山でサンコウチョウに会いに行ったんですが、その時は6月の後半くらいで…
山は静かなもので、サンコウチョウに会う事はできなかったんです。
でも、サンコウチョウらしき影を見る事ができて、再度山にはサンコウチョウがいる!という確信を得たんです。
この山にサンコウチョウがいるんだという、早く会ってみたい気持ちを絵にしました。
そして2020年5月17日、僕は再びサンコウチョウに会いに行ったんです。
サンコウチョウに会いに行く際に気を付けたこと
前回の反省を踏まえて、今回サンコウチョウに会いに行く際にボクが気を付けたことがあります。
それが、
これだけです。
時期を間違えない
前回は6月の後半という微妙な時期に行ってしまったのがよくなかったです。
サンコウチョウがいるかどうかは、
・姿を確認する
・鳴き声を確認する
このどちらかを見極める必要があります。
でも6月後半(実は言うと、詳しい時期は忘れてしまったんですが…)だと、山はとても静かでした。
鳥達の子育てもひと段落した時期で、ヒナが巣立っている時期だったんです。
だからボクが去年見たサンコウチョウも、ボケボケピンボケ写真を見返して幼鳥だったのがわかりました。
去年のボクが得たものは、この山にはサンコウチョウがいると言う事実と、サンコウチョウがいるポイントだったんです。
だから、今年はそのポイントでサンコウチョウのさえずりを確認すれば…
高確率でサンコウチョウに会えるはずなんです!
神戸の再度山の野鳥達
2020年5月17日、僕は去年の反省を踏まえて、再度山にやってきました。
ここでサンコウチョウのいるであろうスポットに行くまでに会った野鳥達を紹介します。
キジバト
まずは暗い林床で、キジバトがいました。
キジバトは、ハト目ハト科の鳥で、
ヤマバトとも言われているので、普通に山でも見かける鳥です。
山じゃなくてもいるので、山で見かけても「キジバトかぁ?」ってなりがちです。
でも、愛らしい鳥には変わりありません。
ヤマガラ
キジバトと同じ林床に、ヤマガラもいました。
ヤマガラはスズメ目シジュウカラ科の小鳥です。
よく地面に降りて採食している姿を確認できます。
すばしっこいけど、地面に降りてきてくれるので、比較的写真には撮りやすいんですが…
今一ついい感じに写真が撮れたことはないんです。
サンコウチョウ
それから、サンコウチョウにいるスポットまでは、鳥の鳴き声はすれど、樹々の葉が鳥達の姿を隠し、なかなか写真を撮ることができませんでした。
今回の目的は「絶対にサンコウチョウをこの目で見る」だったので、
本来の目的を見失ってはいけないと、サンコウチョウのいるであろうスポットまで一直線。
(なんてことはできずに、目的の場所に行くまでに何度も立ち止まり鳥を探していました…)
サンコウチョウに会えた!
そうして幾度となく寄り道をして、ついにサンコウチョウのいるであろうスポットに着きました。
そこは木々に覆われた少し薄暗い空間で…
ここにサンコウチョウがいたとしても、僕のカメラではちゃんと姿を捉えられないかもしれないし、肉眼で見てもシルエットしかわからないかもしれないと言う不安がありました。
でも、サンコウチョウに会えたんです!
肉眼だと、森の暗さと天から降り注ぐ光が逆光となって、シルエットしかわからなかったんですが…
長く伸びるその尾羽が…
僕の目にハッキリと映りました。
感動のサンコウチョウ
ボクは、すぐにカメラを手にして、サンコウチョウの姿を捉えようとします。
そして、ついにサンコウチョウの姿をハッキリと確認することができました!
しかも尾羽の長いオスのサンコウチョウです!!
正直、写真は葉っぱが絶妙にかかっていたり、ピンボケだったりしたんですが…
ずっと会いたいと思っていたサンコウチョウをこの目で見れて…すごく幸せでした。
肉眼で見たサンコウチョウは、高い木の上にいるせいか、シルエットが思った以上に小さく見えて…
「思ったより小さい!」と言う印象だったんですが、
遠目からでもわかる長い尾羽が印象的でした。
5月17日のサンコウチョウ
5月17日のサンコウチョウは、樹々の高いところを行ったり来たりしていて、1時間は同じ場所に留まっている印象でした。
サンコウチョウの特徴的な鳴き声「ピヨロピ(ツキヒホシ)、ホイホイホイ」もハッキリと聞けたわけじゃなく、かろうじてホイホイホイって言ってるなぁくらいに聞き取れました。
5月17日くらいだと、山はとっても賑やかで、鳥達はパートナー探しに一生懸命な時期でした。
そんなわけで、僕はついにサンコウチョウに出会うことができました。
サンコウチョウがいるであろうスポットで3時間くらいずっとじっとしていて、木の上のサンコウチョウを見ていたので、その日は首が死んでいました…
でも、サンコウチョウに会えたんです!
メジロ
サンコウチョウを見張っていると、他にも鳥達の気配がして、
何だろうと思って撮ってみると、メジロでした。
山の中のメジロは、小さくて姿を確認するのも大変でしたが…
何とかカメラに写す事ができました。
でも、近くにサンコウチョウがいるので、よそ見をしてはいけないと、すぐにサンコウチョウの姿を探していました。
オオルリ
そこにサンコウチョウがいるなら、何時間でもいれる?と言う気持ちだったんですが…
上を見上げすぎて、首が死んで、カメラのバッテリーも切れかかっていたので、元気があるうちに再度山を降りようとしました。(結局、再度山公園からバスで帰ったんですが…)
でも、通る道の至る所で、鳥の鳴き声がするじゃないですか!
そしたら、首が死んでようが、上を見上げて姿を確認するしかない。
5月17日の再度山は、それはそれは鳥の鳴き声だらけで、一際大きな声で鳴いている鳥がいたんです。
何かなぁ??
何かなぁ??
と思ってみると、
サンコウチョウが目的だったけど、会えたらいいなぁ?と思っていたオオルリがそこにいるじゃないですか!
オオルリってこんなに激しく鳴くんだ…と思いながら、
オオルリの姿を頑張って撮りました。
オオルリの写真
カメラのモニターやレンズで見ると、結構ピントが合っているように見えたんですけど、大きくしてみるとピンボケな感じです…
ボクのカメラ知識がないのもあるかもしれませんが…
お散歩カメラの限界かもしれません。
それでも、こうして自分のカメラで鳥の姿を収められるのは嬉しいですね。
サンコウチョウもしていたんですが、オオルリも木に顔を擦り付けています。
山は虫が多いから、鳥も痒いのかもしれません…
キビタキ
オオルリも見れてテンションが上がったところに、小さな小鳥の影が!
カメラを向けると、そこにはキビタキがいました!
サンコウチョウ、オオルリ、キビタキ!
この日だけで夏鳥3種に会うことができました。
体はヘトヘトでしたが、鳥を見る度に気持ちは幸せでした。
写真はそんなにいい写真ではないんですが、ボクの場合は、鳥に会ったという事実が大切で、カメラはその鳥が何の鳥か知る為の手段の一つにしか過ぎないんです。
そりゃ、写真は綺麗な方がいいんですけどね…
機種の限界や鳥達とのタイミングもありますから…どうにもならない部分は必ず出てきます。
コゲラ
再度山にはコゲラもいました。
コゲラは近所でも見れるので、夏鳥3種に会った後だと、素通りしちゃいがちなんですが、コゲラはコゲラで素敵な鳥なので、何とか1枚だけ撮りました。
ほぼ真上にいたので、首がさらに痛くなりました。
5月17日再度山で出会った野鳥達
- キジバト(ハト目ハト科)
- ヤマガラ(スズメ目シジュウカラ科)
- サンコウチョウ(スズメ目カササギヒタキ科:夏鳥)
- メジロ(スズメ目メジロ科)
- オオルリ(スズメ目ヒタキ科:夏鳥)
- キビタキ(スズメ目ヒタキ科:夏鳥)
- コゲラ(キツツキ目キツツキ科)
再度山には他にも、センダイムシクイやキクイタダキ、コマドリやミソサザイ、カワガラスなどに会えるそうです。
今回はサンコウチョウに会うので、いっぱいいっぱいでしたが、オオルリやキビタキにも会う事ができました。
5月17日くらいの山は、とにかく鳥達の鳴き声でいっぱいで、鳥を観察するのに鳥を観察するのにとてもいい時期だと思いました!
ご覧いただきありがとうございました!