
「野生の鳥の睡眠時間はどれくらいなの?」
鳥はまとまった時間を眠る必要はないと考えられています。
それは短い睡眠で疲労回復が可能だからです!
「それならどうして鳥は夜は静かなの?」
鳥目という言葉がありますが、夜に目が見えない鳥はごく少数で、ほとんどの鳥は夜でも活動できるんです。
ただ夜に食べ物を探すのは効率が悪く、じっと待機している方がエネルギー消費も抑えられるので、鳥は夜になると静かなんですね。
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観察による夜の鳥
僕の観察ではサギやカルガモなんかは、夜中でも田んぼの中をウロウロして食べ物を探していました!
人間社会のそばは電気もあって、水面が見やすいのかもしれませんね。
人間社会のそばは電気もあって、水面が見やすいのかもしれませんね。
鳥の睡眠タイプ3つ
色んな鳥の睡眠タイプをまとめると、大きく3つに分ける事ができます!
野生の鳥の睡眠タイプ | |
昼行性 (昼に活動、夜はねぐら) | 多くの小鳥?タカ類?シラサギ類 |
夜行性 (昼はねぐら、夜に行動) |
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昼夜性 (昼も夜も活動、臨機応変に対応) |
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色んな鳥の睡眠術!
ここでは色んな鳥の睡眠術をまとめています!
鳥の睡眠の凄さを知っていきましょう!
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色んな鳥の睡眠術!
木から落ちない!
鳥の睡眠はレム睡眠が極端に少ない為、眠りながらも筋肉を使う事ができ、木から落ちることもありません!(体を沈めると、足が枝をしっかり掴む仕組みになっていて、さらなる対策もしているんです。)
鳥の睡眠はレム睡眠が極端に少ない為、眠りながらも筋肉を使う事ができ、木から落ちることもありません!(体を沈めると、足が枝をしっかり掴む仕組みになっていて、さらなる対策もしているんです。)
寝ながら泳げる!飛べる!
多くの鳥は、眠ったまま泳いだり、飛んだりできます!
多くの鳥は、眠ったまま泳いだり、飛んだりできます!
カモは眠ったまま、足を動かせるので、流されずに済むんですね!
脳を交互に眠らせる!
カモメやアホウドリは、半球睡眠で左右の脳を交互に眠らせ、寝ながらでも飛べちゃうんです!
カモメやアホウドリは、半球睡眠で左右の脳を交互に眠らせ、寝ながらでも飛べちゃうんです!
半球睡眠をする哺乳類で有名なのは、イルカですね!半球睡眠は鳥の多くで行われていると考えられています。
体温を下げてエネルギー節約!
ハチドリは、睡眠時に体温を下げ、代謝を下げてエネルギーの無駄を防ぐ!
他にも絶食状態のハトなども、体温を下げる事が知られています。
ハチドリは、睡眠時に体温を下げ、代謝を下げてエネルギーの無駄を防ぐ!
他にも絶食状態のハトなども、体温を下げる事が知られています。
スズメの睡眠は?
ここでは1番身近な鳥スズメの睡眠についてみていきます!
スズメを飼った事のある方の情報では、季節で違うとの事。
スズメの睡眠時間は…
- 夏:朝4時前起床、夜7時半就寝
- 冬:朝6時くらい起床、夜7時前就寝
さらに、羽が生え変わる時期は、遅く起きて早く寝るそうです。
彼氏彼女は睡眠で選ぶ!?
ここではヨーロッパに生息するアオガラという鳥の観察からわかった睡眠時間に関する面白い研究記録をご紹介します!
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アオガラの研究でわかった面白い事実
アオガラは、早起きのオスには早起きのメスが、寝坊助のオスには寝坊助なメスがパートナーになっていたそうなんです。
これはつがいになる時に、そうした相手を選ぶのか?
それともつがいの生活習慣が似てくるのか?など色々な説が考えられています。
さらに、早寝で睡眠時間の長いオスは、つがい以外のメスに子供を産ませている確率が高いという結果が確認されました。
どういう仕組みかはまだわかっていないようですが、鳥の睡眠の奥深さを垣間見た気がしませんか?
鳥の睡眠時間まとめ
以上、鳥の睡眠についてでした!
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鳥の睡眠時間まとめ
鳥の睡眠時間をまとめると、
- 鳥は特にまとまった睡眠を取らず、1日のところどころで短い睡眠をしている
- 夜に鳥がいなくなるのは、朝が来るまでねぐらで待機しているから
という事でした!
鳥の睡眠時間といっても、調べれば調べるほど色々と面白い話が出てきて、僕も実際に観察してみたくなりました!
鳥の睡眠については研究が十分されているわけではないので、今回ご紹介した内容もいつか覆される日が来るかもしれません…その時に新情報を得られたら、またこの記事で紹介したいと思います!
ご覧いただきありがとうございました!