自然を意識していると、色々なところで季節の移り変わりを感じる事が出来ます。
桜が咲いたり、葉が茂ったり、落葉したり、紅葉したり、枝だけになったり・・・木だけを見ても、そこに時期ごとの姿があります。
そして、野鳥を見ると、野鳥達からも季節の移り変わりを感じる事が出来るんです。この地球に生きているんだから、人間社会だけじゃなく、もっと別の世界にも目を向けたいですよね。
人間だからって、狭い世界に閉じこもっているなんて、勿体無い。
世界を広げる為に、まずはバードウォッチングがオススメです。
バードウォッチングが冬にオススメな理由
・冬は葉が落ちて、木が枝だけになる
・鳥が群れになる
・観察しやすいカモがやってくる
・餌探しが大変になって、野鳥達の行動範囲が広がる
まとめると、冬は野鳥達を観察するのが簡単なんです!
カモ・カモ・カモ・鴨だらけ
冬になると、池や川・・・水のあるところにカモがやってきます。
写真の鳥は、ヨシガモと言うカモで、見ての通り・・・めっちゃ綺麗★
太陽が照らせば、この顔の緑色がキラキラ輝いて、本当に綺麗です。
僕のカモライフから言うと、ヨシガモは川より池で見る事が出来るような気がします。池なら小さくても大きくても、どこでもいる可能性がある・・・そんな印象です。
ぜひ、この綺麗なヨシガモを見て欲しいです。水辺をスイスイ泳ぐ姿と相まって、本当に魅力的なんです。
小鳥達の群れに囲まれる
冬になると、ある種の小鳥達が、種の垣根を超えて群れを作ります。専門用語で「混群」と言うのですが、この小鳥の群れに出会うと、絵本の中の世界にいるような・・・そんな感覚になるんです。
混群を作る小鳥達。
上の写真はヤマガラです。
スズメサイズの小さなキツツキ「コゲラ」も群れの中に混じります。
小鳥の群れは、枝だけになった木々の中では、結構目立つし、しかも小鳥達は良く鳴きます。
なので、小鳥の群れに包まれると、小鳥の鳴き声にも包まれて・・・
それは夢見心地な気分になるんです。
小鳥の中でも小鳥なエナガ
スズメよりも小さな小鳥、エナガです。
エナガは混群と言うよりは、エナガだけで群れを作っている印象です。
良く鳴くので、いるのはわかるのですが、動きが素早くて、なかなかじっくりと観察させてくれません。
間近で見る機会がある小鳥なので、ぜひその出会って欲しいなぁと思うんです。
夏のバードウォッチングは難しい。
冬になると、日本に渡ってくる冬鳥と呼ばれる鳥達がいます。
夏には夏鳥がいるんですが、夏鳥は葉が生い茂る森の中にいることが多くて、探しに行かないと出会う事が出来ないので、ちょっと見るのが難しい。
僕も未だに夏鳥を見る事が出来ていません・・・深い森、そして山の中・・・闇雲に探してもなかなか見つける事が出来ません。
そして、夏は子育て真っ盛り。野鳥達も警戒度が上がって、見る方にもよりマナーが必要な為、やっぱり夏のバードウォッチングは色々と困難があるんです。
冬鳥観察の大変さは、寒さだけ
冬の野鳥観察は、比較的簡単で、野鳥達もかなり近くまで近づいてくれる事があります。勿論、こっちから近づくと、すぐに逃げるんですけどね。
冬鳥の姿を見ると、これから冬がやってくるんだなぁ・・・と季節を感じる事が出来ます。
写真のツグミは僕の印象では、結構どこでも見る事が出来る冬鳥なんですが、毎年縄張りにする場所を変える印象があります。
毎年同じ場所に渡ってくる鳥もいれば、ふらふらと年ごとに過ごす場所を変える鳥もいて・・・動物にも種の違いや個体差がある事を感じる事が出来るんですね。
動物の写真に失敗はない?
動物の写真に失敗はありません。
いや、嘘かも。明らかに構図の拙さを感じる写真もあるのですが、基本的に動物が写っていれば、その動物の魅力が、写真を良くしてくれています。
後は、その写真に撮った人の意図があれば・・・どんな写真でも失敗ではないと思っています。
灰色の空・・・ほぼシルエットな鳥。だけれど、どこか幻想的に思いませんか?
写真を撮った時は、失敗したなぁ・・・と感じるんですけど、見返すと、風情があって意外といいなぁなんて思えたりするんですね。
だから、これから動物の写真を撮ろうとしている方は、もうどの瞬間も逃さない気持ちで、バンバンとシャッターを切ってもらえたらと思います。
その中で、奇跡の一枚がうまれるんですから。