コサメビタキ

「コサメビタキってどんな鳥?」

コサメビタキ(小鮫鶲)は、サメビタキ属という少し聞き馴染みのない分類の小さな鳥です。

サメビタキというのは、背中の羽色が鮫皮の灰色に似ていることから名付けられています。

そしてサメビタキという鳥もいて、それよりも小さいので、コサメビタキ。
ヒタキは、鳥のグループの一つです。

コサメビタキってどんな鳥?

コサメビタキは下くちばしの黄色が特徴的

コサメビタキってどんな鳥?
分類動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/スズメ目/ヒタキ科/サメビタキ属
英名Asian brown flycatcher
学名Muscicapa dauurica
意味ダウリア地方のハエトリ
別名ばかっちょ(埼玉県)、ばかめ(長野県)
生息地☀︎春夏は、繁殖の為、九州以北の低地から低山の落葉広葉樹林に飛来し、村落付近の林にもいる

✳︎秋冬は、海外で過ごす

■見られる月:4月〜10月(11月〜1月にも観察例があるが、少数)

世界分布・繁殖地はヒマラヤ、シベリア南部から中国東北部、朝鮮半島など

・冬は、インドから中国南部、ボルネオ島などで越冬する

生態・平地から標高1,000mくらいまでの明るい林を好む

・枝からパッと飛び立ち、一瞬空中で停止して虫を捕らえる

・食べ物は、飛翔昆虫やイモムシ

 

コサメビタキの特徴
特徴・スズメより小さく、オスメス同色

・頭から背中、尾にかけて灰色で、お腹は白い。目の周りが白く、くちばしまで白色が伸びている

・幼鳥は、白っぽい斑点がある

鳴き声♪オスは「ピィピィ、クチュクチュ、ツチツチ、ピチピチピヨピヨ」などと早口でさえずるが、声が小さく目立つ鳴き声ではない

♪普段の鳴き声は「ツィー」「チッチッ」と鳴く

♪また、つがいになると、オスはさえずらなくなる

コサメビタキのさえずり

※合間に聞こえる「チュン」はスズメの鳴き声です

サイズ全長13cm
オスとメス・オスメス同色で、見た目では判断できない

・オスはメスに求愛ディスプレーを行う
オスの求愛ディスプレー
胸の羽毛を膨らませ、尾羽を開いて左右に揺らす

・抱卵しているメスに、オスが食べ物をあげる時に、オスは飛びながら空中に停止しながら食べ物を渡すと言われている

子育て・横枝にコケで皿型の巣を作り、4〜5個の卵を産む

・ほぼメスのみが抱卵し、12〜14日で孵化する

・メスがヒナを抱いている時は、オスがメスに食べ物を渡し、それをメスがヒナに与えると言われる

・ヒナは、12〜14日ほどで巣立つ

コサメビタキの雛

コサメビタキのヒナの画像

コサメビタキの巣立ち雛は、羽に灰白色の斑点が見られます。

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コサメビタキに似た鳥

サメビタキ

サメビタキは少し大きくて、胸から脇が灰褐色、風切や雨覆に淡褐色の羽縁がある。

エゾビタキ

エゾビタキはお腹に黒い縦斑が見られ、サメビタキより三列風切外縁や大雨覆先端の白色がはっきりしている(翼に見られる白い部分がハッキリ白い)

コサメビタキの鳥見メモ

おさんぽ鳥見編集部

初めてコサメビタキに会ったのは、暑い夏の日でした。

 

ちょうど、ヒナが巣立った時期だったのか、数羽のコサメビタキが木から木へと移動していました。

 

鳥さんとの初めての出会いは、いつだってドキドキです。

 

出会いそのものもそうですし、記念写真を撮らせてくれるかな…とシャッターチャンスをうかがいます。

 

そっと腰を低くし、枝に止まったコサメビタキは巣立ちを迎えたヒナの姿でした。

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