アオサギ

「アオサギの生態は?どんな鳥なの?」

アオサギ(ペリカン目サギ科)は、日本のサギ類の中で最も大きいサギです。
公園の池にもやってきて、じっと水面をのぞいている姿をよく目にするかと思います。

背が灰色で、頭にある黒い冠羽が特徴的なアオサギは、他の白いサギ類との判別も簡単です。
アオサギは飛ぶ時に「ギャッ」と高く鋭い鳴き声を出す事が多く、地上では「ゴァー」という声で鳴きます。

 

アオサギの生態まとめ表

アオサギの全身画像

アオサギの特徴や基本情報
特徴成鳥は首が白く、頭に黒い冠羽があるが、若鳥は首や冠羽の部分がぼやっとしていて、後頭の冠羽はない
会える季節1年中
会える場所川、池、水田、干潟
会える地域日本全国
名前
  • 漢字:青鷺
  • 英語名:grey heron
  • 学名:Ardea cinerea
名前の由来背の灰色が、青色味のある事から
サイズ/重さ93cm/1,400〜1,572g
食べ物魚、エビ、カエルなど

翼を広げて移動するアオサギの画像

アオサギの生態や子育てについて
鳴き声「ギャッ」「ゴァー」などと鳴く
寿命デンマークで確認された足環個体は、37年の生存が確認されている。一般的なアオサギの寿命は10〜20年程度と考えられているが、生まれた幼鳥が翌春まで生き延びられる確率は50%あるかないか
オスとメス同じ見た目
歩き方足を交互に出して歩く
似た鳥ムラサキサギ(外部サイト)」
性格人に対する警戒心はそこまで高くなく、公園の池などにも頻繁に現れる
行動立ったまま太陽の方に体を向けて、翼を半開きにして日光浴をする
子育て
  • 繁殖期は2〜9月
  • 樹冠の頂上部などに、小枝を組み合わせた皿状の巣を作り、3〜5個の卵を産む
  • 卵は約26日ほどで孵化し、オスとメスが温める
  • 孵化した雛は、約2ヶ月ほど、親鳥の世話を受ける(巣立ちは約50日目くらい)

 

アオサギの幼鳥

アオサギの幼鳥の画像

「アオサギの幼鳥は、どんな感じなの?」

アオサギの幼鳥は、大人と比べると全体的にくすんだ色合いをしていて、くちばしの上下で色が異なります。(上:黒っぽい、下:黄色)

巣立ちを迎えたアオサギの幼鳥は、親鳥と一緒に木の上で休んでいる事も多いです。

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参考文献

フィールドガイド日本の野鳥/高野伸二 著野鳥観察ハンディ図鑑 水辺の鳥/安西英明 解説/谷口高司 絵」「バードリサーチニュース2008年9月号

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