生態系へのまなざしを読んだ感想

動物の絵を描いている僕は人間として動物とどう関わっていくべきなのかも考えています。

1人ではなかなか答えの出せない事も、本を読んでたくさんの価値観と触れ合う事で、自分の生き方を見つける事ができる…そんな事を思って、生き物関係の本を読んでいます。

今回、感想を書く本は、生き物の事をもっと勉強しないとと思い始めた時に買った「生態系へのまなざし」という本です。

生態系へのまなざし/鷲谷いづみ、武内和彦、西田 陸:著

  • 読みやすさ★★☆☆☆
  • 専門性 ★★★☆☆
  • 初めて読むには★★☆☆☆

 

生態系を学ぶなら一度は読んでおきたい本

生態系への考え方と環境への取り組みの事例が書かれている本です。

特に僕が勉強になったなぁと感じたのは、生態系への考え方の部分です。

この本を読めば、生態系への基本的な考えが身につくと思います。

 

ただちょっと専門用語で書かれているので、初めて読む本としては、すこし難しいかなぁ。

僕も苦労して読んだ記憶があります。

そして、この記事を書くにあたって、改めて読んでみると…

 

人間が適度に自然と関わって、自然に配慮しながら生きていく事が持続可能的な社会を作り、人間も自然の恵みを十分に受ける事ができる

 

という主張の本だという事が、より理解できました。

2019年には、結構広く言われてきている主張なので、そう考えると生物多様性を保全する考えは主流になってきているんじゃないかと思っています。

できているかどうかは別として…

 

自然を3段階に分ける

この本では自然を3段階に分けています。

この考えは自然を見る上でわかりやすいかなぁと思ったので、ここで紹介いたします。

▪️第1段階:まったく人間が関わっていないorあまり関わっていない生態系

▪️第2段階:人間が関わっていて、生態系は変質しているが、バランスが取れている

▪️第3段階:人間活動が優位で人工化が進んだ段階

僕達が何をすべきなのか?

▪️第1段階の自然(原生林、深海…など)

人間が関わっていない状態なので、このまま関わる事はしない。

▪️第2段階の自然(畑、池、里山…など)

人間優位にならないように、自然とのバランスを考えながら、自然と関わっていく。

人間の生命活動の要なので、一番健全な関係性が大切な自然。

▪️第3段階の自然(都市、道路)

自然を増やしていくのがベストだけど、自然が増えれば増えたで、問題も起きやすい。

 

あとは、これらの自然がどこかで繋がっているのがベストです

1つ1つの自然が孤立していると、動物も生息域を広げられず、人間活動に適する事ができた生きものだけが増えて、結果人間との軋轢が生じてきます…

 

今は農村の衰退も加速していて、動物優位な環境になってきつつある日本。

自然は人間だけのものじゃないので、常に自然や動物と向き合って、柔軟な対応が必要になってきます。

地域によって状況も違いますが、本質は生態系へのまなざしにもあるように、持続可能な社会を目指す事。

長期的な視点が必要なんですね。

 

一個人にできること

僕に何ができるのか…

動物の絵ばっかり描いて、生態系へ関わりがなかったので、僕は畑で野菜づくりを始めました。無農薬で!

そんな事で僕はいいと思っています。

 

畑なら自分も美味しい野菜が食べれますしね。自然も豊かになって一石二鳥です。

何か自然のためにしたいなぁと思ったら、ぜひ無農薬での野菜づくりを選択肢にいれてみてください!

一緒に持続可能な生き方を目指しましょう!

↓「生態系へのまなざし」を読みたいと思ったら、下記からご購入する事が出来ます。

生態系へのまなざし [ 鷲谷いづみ ]

価格:3,024円
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