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ハワイ | ビッグアイランドの動物達3

ハワイと言えば、海! ハワイは海との距離も凄く近くて、海の気配を感じる場所でした。 火山もあって、ハワイは世界で見られる気象現象のほとんどを見ることが出来る・・・とどこかで書いていたと思います。

■英名:Ruddy Turnstone(`Akekeke) (和名:キョウジョシギ 学名:Arenaria Interpres) | 体長24cm

キョウジョシギ/チドリ目/シギ科

ハワイで買った図鑑と姿が全然違うから、探すのに苦労しました・・・。
繁殖以外は目立つ羽は必要ないから、ハワイに来ると、皆地味になるんですね。 まるでお忍び芸能人。こうなると、他のシギやチドリとの判別が難しい・・・。
でも、この写真の子は、しっかり色づいてます。 実は、この子もハワイでは、渡り鳥。 もうすぐ旅立つ予定だったんですね。
ハワイでは8月~4~5月頃まで見られる鳥だそうです。 前回の「ムナグロ」もそんな旅行計画でしたね。
鳥達にとってもハワイはワイハ~な場所なんでしょう。 日本では旅鳥。春と秋に休憩のため立ち寄るぐらいだそうです。

■英名:Yellow-billed Cardinal (和名:キバシコウカンチョウ 学名:Paroaria Capitata) | 体長18cm

キバシコウカンチョウ/スズメ目/アトリ科

ハワイではビッグアイランドでしか見られない鳥さん。
そういうと珍しい?と思いがちですが、1930年あたりに南アメリカから持ち込まれた外来種だったんです。
(ネットでは1973年とありましたが、図鑑には1930年と書いてあるので、こちらを紹介します。)
いまや、すっかり根付いて、ハワイのありふれた鳥の一羽になってしまいましたとさ。
ハワイの島々には、他に似たような鳥がいるのですが、この子はトサカがない丸坊主状態なのが特徴です。 ハワイではお馴染みでも、日本にはなかなかない色彩で、見れると嬉しい。

■英名:House Sparrow (和名:イエスズメ 学名:Passer Domesticus) | 体長15cm

イエスズメ/スズメ目/ハタオリドリ科

世界一広く生息している鳥さん。
日本には「スズメ」と「ニュウナイスズメ」の2種類がいるのを知っていますか? あ、スズメ・・・と思って見ている鳥は実はニュウナイスズメかも知れませんよ。
スズメは基本、人家の近くを。ニュウナイスズメは、森の周辺を・・・と棲み分けしているようです。 このイエスズメはスズメよりも大きく(日本のスズメのように人に群がる子もいるんですが、ちょっと大きいので、恐怖感が芽生えたりします。)
力関係はイエスズメ>スズメ>ニュウナイスズメ・・・と、どこかで読んだ覚えがあります。
なので、イエスズメが日本に来てしまったら・・・スズメがニュウナイスズメの縄張りを征服し、ニュウナイスズメは絶滅してしまうかも知れません。
ヨーロッパでも「スズメ」は見ることが出来て、スズメは森林暮らしをしているそうです。 それはヨーロッパにはイエスズメがいるからです。
人が持ち込まなくても、鳥は自分で日本に来れるのだから、もしイエスズメが繁殖して増えていったとしても、どうかするべきじゃないですよね。 それでニュウナイスズメがどうなるか・・・もっと森の奥に行くのか、山の高地に行くのか・・・ その為にも、山や川、海は大切に守っていかなければ・・・と思います。