TONTON

About  TONTON

スポンジでとんとんされてうまれた動物達の世界

自己紹介

みなさん、初めまして。
スポンジをとんとんして、動物達を表現している「おざきしょうた」と言います。
軽く自己紹介しますので、どうぞお付き合いください。

1988年、360度見渡す限り山に囲まれた盆地に生まれる。
自然に囲まれながら、物心ついた時には既に自然が好きという漠然とした感覚を抱いていました。
幼き日々の一コマにありがちな、絵を描くと言う行為。
勿論、絵を描く事は好きだったのだけれど、主観的に見ても、上手では無く、
画家になるとは思ってはいなかった。

なので、進路を決める時、二番目に好きだった「料理を作る」を仕事にしようと、調理師学校に入学しました。
その好きも、今にして思えば漠然としていて、何となく好きだったような気がする。
だからかな・・・高校まで、殆ど地元から出る事の無かった僕は、初めて囲いの外の世界を目の当たりにし、強く打ちのめされてしまいました。
調理師になれれば、そのまま調理師として社会に出ただろうけど、そこで打ちのめされた僕は、調理師になる事は出来ませんでした。
「調理師になる」と思っていただけに、何も無くなった僕はとても焦りました・・・。
そんな時、もう一つの好きな事だった絵を描く事を思い出し、絵を描く仕事をしよう!と思ったのです。

でも、それまで絵を描く練習をしていたわけでもなく、そう思ったところで、絵が突然上手くなるわけでもなく・・・。
何かにしがみつく様に、起きている間は、ずっと絵を描く日々が始まりました。
独学で2年・・・一向に上達しないので、これではいけないと思い、絵の専門学校に入学を決めました。
そこでの先生との出会いが、スポンジとんとん「TONTON ANIMALS」の誕生のキッカケとなったのです。

絵の専門学校では、とにかく色んな技法を学び、試し、作品を制作しました。
そんなある時、スポンジを使う技法を知って、ビビビと僕の中で電流が走った!・・・ような気がしたのです。
これだ!その時の僕にもわからないけど、何故かこれが一番自分に合う表現方法だと感じたのです。
そこからはナイアガラの滝の様に?芋づる式に?表現したいモチーフも決まったのです。
それは僕が漠然と抱いていた自然が好きという気持ち。
そこに生きる動物達!

そんなわけで、TONTON ANIMALSが誕生しました!
ですが、もともと動物が好きと言うより、自然が好きくらいの気持ちだったので、
動物に想い入れは無く、始めは姿形がデザイン的で面白いなぁくらいの認識でした。
でも、その姿が環境を生き抜く為の適応の結果だと知って、面白いが尊敬へと変わったのです。

動物達への思いが、面白いから尊敬へと変わった時、
動物達を表現する事は、とてつもなく難しい事に変わりました。
僕は敬意のある表現を目指す様になったのです。
これも何だか漠然としていますが、「動物達に敬意を」と呪文の様に繰り返し、
表現に行き詰った事が何度もあります。

デフォルメする事が失礼なのか?
スーパーリアルなら敬意があるのか?
そもそも敬意とは何なのか?
正直、今も答えは出ていません。

絵を描く事で、動物達の何が伝えられるのか?
動物達と共生する事は出来るのか?
なんて思い、小さな畑を借りて農薬を使わない自然菜園を始めたりもしました。

生きると言う事は、それだけで他の動物達と関わりを持つ事であると思います。
だからこそ、どう生きていくか・・・動物達と、どう関わっていくか・・・
考える事が大切だと思うんです。

動物達との関係が希薄になってきて、愛玩的な要素だけが際立ってきている現状で、
動物達へ敬意を・・・なんて思いは風前の灯なのかも知れません。

だからこそ、表現で動物達の凄さを感じてもらえる様に・・・と
僕は動物達を表現する事を続けているのかも知れません。
そして、それが今一番必要な感覚だと思っています。

サイト名 TONTON
所在地 兵庫県
設立
活動 動物達を通して、人間のこれからを考えるアート制作
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