TONTON

| おざきしょうたの自然菜園日記 | 2018.04.23

ヒトと動物達との共生を目指して、畑で野外実習しています。
自然農法実践中。無農薬。雑草と共に生きる農法。

| 悲劇は突然には起きない |

いつだって何かが突然起きる事はなく、
必ずどこかで予兆があるものなんだ。
たとえ、それが悲劇であったとしても、
平穏に見える日々の中に、確かに予兆があったんだ。

菜園の様子

伸びた草を刈って、株の周りに敷いて、
それだけで良かったはずだったんだけどなぁ・・・。

玉だけ見れば、日々大きくなっていて、順調そうなタマネギでしたが・・・。

菜園の様子

葉のほうに病変が確認できました。
タマネギの定番病気、べと病です。
株の1つや2つなら・・・と、思っていたら、どんどん広がってきていて、
今はまだ健康そうなタマネギなのですが、静かにべと病に侵されています・・・。

農薬以外は、劇的な解決方法は無さそうですが・・・。
ひとまず、濃いめのストチュウ水を撒きましたが、
こうなってしまったら、被害は広がるばかりな気もします・・・。

このままでは、タマネギの収穫も見込めそうも無いくらいに、べと病が広がってしまいそうなのですが・・・。
どうしたものでしょうか・・・。

一つ、べと病にかかる前に、小さなタマネギを収穫してしまう。
一つ、べと病の無農薬治療を試みて、経験値を溜める。
一つ、流れに身を任せる。

べと病を引き起こす、カビは10年以上も土に残るらしく、
あまりに酷くなると、今後タマネギの栽培を控えた方が良くなるそうです・・・。
何故、こうなってしまったのか・・・。

今年は、タマネギの植える間隔を、ギリギリまで近づけたので、これが原因の一つではないかと思っています・・・。
後は、春先にも関わらず、夏日のような暑さが続いた事。その前の連日の雨により、過湿状況になってしまった。
これがべと病の発生を後押ししてしまったのではないかと・・・。

今後、ストチュウ水で悪あがきしながら、タマネギの生育が芳しくなければ、
来年はタマネギ畝の数を減らして、休ませてあげた方がいいのかもしれません・・・。

本日は、草マルチを厚くする事で、地中の気温上昇を防ぐ対処法を行いました。
でも逆に、土の表面の風通しと、排水性が下がって、逆効果になるかなぁ・・・なんて思ったり、
でもべと病は葉に現れるから、葉の風通しさえ良ければ、草マルチは有効か・・・なんて思ったり・・・。
菜園日記も記事更新は3年目ですが、菜園自体は5年目くらいなので、そろそろこういった問題も起きる頃・・・。
ここでどうしていくのが、自然との共生なのか・・・考えながら、向き合いたいと思います。