TONTON

| おざきしょうたの自然菜園日記 | 2017.12.20

ヒトと動物達との共生を目指して、畑で野外実習しています。
自然農法実践中。無農薬。雑草と共に生きる農法。

| 今年も一区切り。 |

皆さん、おはようございます。
もうすぐ2017年も終わりますね。
地球全体で見れば、何にも意味の無い区切りではありますが、
こうして区切りを付ける事で、また新しく頑張ろうと思えるのが、
とても人間らしいと思います。

菜園の様子

自然菜園の一年も、いよいよ終わりを迎えようとしています。
そして、終わると同時に、いやそもそも、終わることは無い。
植物達は、次の季節、またその次の季節へと、前から準備していて息づいているのだから。

収穫物は、ほとんどなく、生長も越冬と言う形に留まっている菜園の中で、
終わりを感じるのも、人間らしさなのかもしれません。
でも、そこに新しい季節の始まりを感じるのも、人間。
人間の思考は、人間の中だけで有効なのだから。

この菜園も、もう何も残っていないように見えて、
枯れ草があり、春を待つ越冬植物があり、モグラの穴があります。
そう思うと、僕は何を持って、一年の終わりだと感じたのでしょうか?
それは12月が終われば、次からは新しい年と言う・・・だから、一年の野良仕事が終わった。
その区切りを感じたからでしょうか。

菜園の様子

結局、あまり大きくならなかったキャベツ。
でも、小さくてもしっかりと巻いていて、ミニキャベツが出来上がりました。
スーパーでしか、野菜を見ていないと、これが不自然のように思えてしまうけれど、
これはこれで、キャベツで、葉を一枚食べると、やっぱりキャベツだった。

菜園の様子

今年、蒔いた種の野菜達を、ほぼ収穫しました。
残っていたのは、キャベツ、ハクサイ、ニンジン。
ニンジンは発芽が遅くて、あまり育たない物の方が多かった。

来年は、ニンジンの種を蒔いたら、発芽するまでは、雨が降らなければ、
水遣りをした方が良いと思う。
発芽が大変な野菜なので、水の管理を徹底することが、ニンジンの健康な生長を促すはず・・・。

菜園の様子

畝は内で、畝と畝の間の僕が歩く場所も内。
だけれど、畝から見ると、その僕が歩く道は外になる。
そして畦は外。
でも、自然菜園を続けていくと、内と外の境が、どんどん曖昧になってくる。
なので、たまーに少し境界を明確にする必要がある。
この畝と畦の境界、僕の通り道が、他の生き物にとっては障害となり、
この部分である程度、淘汰されていくのだと思う。

なので、少しだけ、畝と畦の境界を綺麗にしました。
そしたら・・・。

菜園の様子

やっぱりあったよ、モグラ穴。
かなりのモグラが自然菜園に集中しているのかな。
たまに姿を見せてくれれば、いいのにな。

| へびにあしをかくごときはなし |

いよいよ、今年も終わります。
自然菜園は終わってはいませんが、
野良仕事は、あまりする事の無い時期に突入いたします。
なので、自然菜園日記を更新しても、暫くは、同じ景色、同じ写真になってしまうのです。
しかも、別段書く事が起きるわけでもなく・・・。
と、言う事で、来週の更新を最後に、自然菜園日記は、何かあった時だけ更新になります。
2月の下旬あたりから、また春に向けての野良仕事が始まりますので、
毎週水曜日更新が復活するのは、そのあたりくらいからかなぁと思っています。
今年はジャガイモを失敗したし、トウモロコシはカメムシに襲われたし、ナスはニジュウヤホシテントウに襲われました・・・。
その反省点を生かして、来年は、よりよい菜園生活を送れたらと思っています。
今年の菜園日記は来週で最後になりますが、どうぞ最後までお付き合いよろしくお願いいたします!