TONTON

| おざきしょうたの自然菜園日記 | 2017.05.31

ヒトと動物達との共生を目指して、畑で野外実習しています。
自然農法実践中。無農薬。雑草と共に生きる農法。

| 真っ赤なイチゴ |

皆さん、おはようございます。
今週は、イチゴの収穫、オオムギの脱穀、畑の来訪者の三本立てでお送りします。

菜園の様子

イチゴの収穫、最盛期!
と、言っても、そんなに採れるわけでもなく、大きさも小さいものから大きなものまで色々で、何とか2パック分くらいは採れたかな。

綺麗な赤色、橙色・・・。
はぁ~・・・綺麗で、とってもいい感じ。
味は酸味が強かったり、甘かったり・・・これまた色々です。

菜園の様子

トマトも花が咲きました。

菜園の様子

さて、今日の本命!
オオムギの脱穀。
刈り取った大麦をざるに入れて・・・

菜園の様子

ハンマーで叩く!
そうすると、実が外れて、ふるうと実だけが残るってわけです。
が、ざるの目が大きくて・・・、実も一緒に落ちて大変でした。

菜園の様子

大変な様子。
ムギのおひげが一緒になっています。
ムギを叩いて、実だけにして、達成感のある光景です。

菜園の様子

そんなムギ叩きをしていると、ブーンブーンと傍で羽音が・・・。
見ると、ミツバチがいました。
この子は全体的に黄色っぽいから、セイヨウミツバチかなぁ・・・。

生命の活力溢れる姿に、惚れ惚れ・・・。
この感じを表現したいのに、全然出来なくて、悔しい気持ちだけがこみ上げてくる。
はぁ~・・・。

菜園の様子

イチゴの周りの草を刈っていたら、ミミズともカナヘビとも違う細長い尻尾が見えました。
うわ!とビックリしつつも、なんだか見慣れない尻尾だと思い、ごそごそ草を掻き分けると・・・。
小さなヘビがいました!
わー感動だ。
こんなところにヘビがいるなんて・・・。

この小さな菜園でも、年々見ることの出来る生き物達が増えていって、自然の輪が広がっているのを感じています。
そして、この小さなヘビの活力ある様・・・。
僕の表現する動物達がとても薄っぺらく感じてしまう・・・。

生き物達を見る度に、表現とは一体なんなのかと・・・自問せずにはいられない・・・。

| へびにあしをかくごときはなし |

動物達は生きているんだから、活力も感じるだろうに。
アートはあくまでアートなんだから、それは生きてないだろう?
でも、そこに生命を吹き込む表現をする事が、生ある物を表現する時に目指す頂じゃないかな。
それはリアルに、今にも動き出さんばかりの描写を行う事なのかい?
デフォルメを加えた物はもう生命としての表現が出来ないのか?
そんな事は無い。どちらも、生命溢れる表現を目指せるだろうが、実際に動物達と対峙すると、
自分の表現がどうしようもなく嫌になってしまうんだ。
実際に生きている・・・と、生きているように見える・・・じゃ、全く全体何から何まで違うんだ。
動物達を見て、感動して、それと同時に自分の表現が酷く嫌になる・・・。
それは動物達があまりに素敵だからだ。
でも生命は描けない。なら僕は何を描いていると言うのだろう・・・。