TONTON

| おざきしょうたの自然菜園日記 | 2016.08.10

ヒトと動物達との共生を目指して、畑で野外実習しています。
自然農法実践中。無農薬。雑草と共に生きる農法。

| 畑に夏の気配が消えていく |

秋に植える野菜の適宜を待っている間、畑の作業は一段落といったところです。
伸びすぎた雑草を適度に刈って、野菜の側にお布団のように敷き詰める作業と、
次に植える野菜の為に開いた畝を綺麗にする作業を黙々と行います。

菜園の様子

畑の全体像は、あまり代わり映えしません。
夏真っ盛りは、野菜にとってもなかなか大変なことで・・・
雨があまり降っていないので、育っているようないないような・・・ちょっと心配です。

菜園の様子

一番育っているサトイモでも、前回植えたサトイモの育ち具合と比べると、小さい気がします。
前回の写真はないので、ここで言っても比べようがないのですが・・・
今回は子芋を食べる品種なので、そんなに株が大きくならないのでしょうか・・・。

にしても・・・
サトイモの葉っぱって、凄く美しいと思いませんか?
この感じ・・・とてもアジア的で惚れ惚れしてしまいます。

菜園の様子

そんなサトイモの隣には、ショウガを植えています。
前回もショウガと一緒に植えたのですが、今回のほうがショウガは育ちが良いみたいです。
前回・・・って言っても、その前回がわからんのじゃい!ってお話ですけどね。
とにかく、前回はサトイモの育ちが良くて、ショウガがあんまりだったんですが、今回は逆ってことなんです。

やっぱり雨が少ないのが原因なんでしょうか・・・。
夏の盛りに1週間雨が降らなければ、自然菜園では水遣りを行います。
あまり畑で水遣りしている姿を見ることはないのですが、夏の盛りは特別なのです。
この手厚いケアが自然菜園では不可欠なのですが・・・
暑すぎて、野菜自体もバテ気味な今年の夏・・・な印象です。

| へびにあしをかくごときはなし |

僕の部屋には室外機を置く、ベランダのようなスペースがあるのですが、
今の時期はそこによくセミが迷い込んできます。
甲虫系に多い仰向け状態で、なかなか起き上がれずにいると、
そこにイソヒヨドリがやってきて、嘴で突き、持ち上げて叩きつけたり・・・
食う食われるの世界が広がります。
イソヒヨドリはとても綺麗な鳴き声で、この周辺で生活しているようです。
少し前にはヒナもいたので、子育てもこの周辺で行っているようで、イソヒヨドリを観察するにはうってつけの場所・・・
とは言えませんが、意識せずとも現れてくれます。
そんなイソヒヨドリが昨日、アブラゼミを咥えて、また僕のベランダのようなスペースに現れました。
セミの普段の鳴き声とは違う断末魔のような声を聞きながら、バシッバシッと嘴でアブラゼミを叩きつけるイソヒヨドリ。
鳥はすぐに何でも丸飲みにするイメージでしたが、
こうして弱らせてから飲み込む様子を目の当たりにすると、安全を意識しているなぁと、生き物達の知恵を感じるのでした。
アブラゼミの立場から見ると、無念・・・
イソヒヨドリからの立場だと、餌が食べれて良かった。
特別に悲しい死はない。死は平等に訪れるものだから。
アブラゼミの羽が散乱して、昨日の出来事は現実だと再確認する。
けれど近くの木では今日もアブラゼミが鳴いている。