TONTON

| 青い月にお花を添えよう |

週始めの月曜日に、ひっそりと咲くお花をご紹介。

おはようございます
こんにちは
こんばんは
月曜日は週始め。休みが明けて、ちょっとだるいブルーマンデーですね。
僕は会社勤めはしていませんので、そのだるさを直に感じているわけではありませんが、日常の雰囲気から、それを感じ取っているつもりです。
正月には正月の。クリスマスにはクリスマスの。なんだかそうゆう空気って、どこからか漂っていると思います。

そんなブルーマンデーに、お花を紹介して、一日のほんの少しの、本当にほんの少しの癒しにしてもらえたらと思います。

| 黄色い花。小さい花。 |

黄色い花

今日、ご紹介するのは、小さな小さな黄色い花です。
どうでしょうか?
綺麗ですね。
なんていう花なんでしょうか?
でもそんなことを知らなくても、この花の存在は揺らぎません。
この花に名前があったとしても、この花の世界では、意味のないもので、だとしたら名前とは何の為にあるのでしょうか?
名前は僕達ヒトがヒトの世界で使うために付けたものです。
そういえば、名前っていつからあるんでしょうかね・・・

歴史の中で、初めて名前が登場するのはいつなんでしょうか?
んー・・・。考えも付かないですね。
けれど、この花の名前からヒントが得られるかもしれません。
ヒトにこの花を説明する時に、黄色い花と言うとしましょう。
けれど、この花以外にも黄色い花があったとしたら、この黄色い花と、それ以外の黄色い花の説明が「黄色い花」では出来なくなります。
そしたら、黄色い花2とか名づけたんでしょうか?
花に、黄色い花2って名前は、素敵ねぇ~って感覚が起き難く、昔の人にも受け入れられなかったんじゃないかと思います。
それで何か素敵な名前をつけたヒトが、それはいとをかし!ってなって、受け入れられたんじゃないでしょうか?
これは言うなれば、言葉の自然淘汰ですかね。
受け入れられたものが残っていき、言葉も刻々と変化しているわけですね。
と、この話は名前について語るには、新しい時代の話ですかね。
そもそも黄色という名称。花という名称・・・。それがどう起こったのか。
僕が産まれた時には、黄色は既に黄色で、花はもう花でしたから。そう教わればそれを黄色と花と認識するわけです。
これもヒトの中の認識の伝達というものなのでしょうか?
名前はまず、ヒト同士に付け合ったのだろうか。
それともマンモスや葉っぱや食べられるものなどに先に付けられたのだろうか?
色々と考えると、とても複雑ですね。
僕達が名前という概念を無くして、まず始めに何に名前をつけるだろう?
あたりは木で覆われた森。
海を見て、ヒトはいつから海と言ったんだろう。
でも、名前が無かったとしても、そのものはそこに存在していて、その価値が失われるわけではない。
名前を知らなくても、この小さな黄色い花を綺麗だと思う皆さんの気持ちが大切だと僕は思います。

小さい花

今は大きな花を咲かす園芸種も、巷に溢れていて、こんな小さな花は見向きもされないです。
ヒトが手入れした花は、確かにヒトが望んだ形質を持っているので、ヒトの心により響くんです。
自然と言えば、ヒトの手の入っていない自然を思い浮かべるかも知れませんが、ヒトが古来より綺麗だと感じていたのは、ヒトが手入れしてきた自然だったと言われています。
この花も、品種改良も手入れもしていない為、花と茎の長さのバランスが悪いかなぁ・・・とかあるかもしれません。
花はより高く伸びて、虫などにその存在を気づいてもらうんです。
それが綺麗かどうかなんて、花の知ったこっちゃないわけですね。
このコーナーでは、ヒトの世界で雑草と呼ばれる植物達の花を紹介していきたいと思っています。
園芸種よりも、華やかさには欠けるけど、ここで紹介する植物達も、命を繋ぐために花を咲かせます。
野生で育ったからこそ、感じられる生命の力を少しでも感じ取ってもらえれば幸いです。

| で、この花の名前は? |

名前を知らなくても・・・といいましたが、知ると、もっと愛おしくなる
ってことで、最後にこの花の名前をお伝えいたします。

【イヌガラシ/アブラナ科イヌガラシ属/多年草】

2016/07/04