ミヤマホオジロ

「ミヤマホオジロってどんな鳥?」

ミヤマホオジロ(深山頬白)は、学名でも上品なホオジロという意味が付けられるほど、顔の黄色が綺麗な鳥さんです。

その美しさから「和鳥四品」に数えられ、かつては飼い鳥とされていました。
【和鳥四品:オオルリ、キビタキ、コマドリ、ミヤマホオジロ】

ミヤマホオジロってどんな鳥?

ミヤマホオジロのオスの画像

ミヤマホオジロってどんな鳥?
分類動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/スズメ目/ホオジロ科/ホオジロ属
英名Yellow-throated bunting
学名Emberiza elegans
意味上品なホオジロ
別名
生息地☀︎春夏は、基本的に見られないが、広島県や対馬で繁殖例がある
✳︎秋冬は、西日本に多く飛来し、東日本では数が少ない
世界分布・繁殖地は朝鮮半島、中国東北部、ロシア沿海州、アムール川流域など
・中国南部や韓国などの一部は、留鳥
・ロシアなどの北端で繁殖する個体は、日本などに移動する
生態・秋冬には低地から山地の低木林や林縁にいて、木の下の地上で食べ物を探す

・主な食べ物は種子で、繁殖期には昆虫も食べる

・繁殖期以外は、ゆるい群れを作り、ホオジロやカシラダカなどと混群になる場合もある

日陰の地面で採食するミヤマホオジロのメス

ミヤマホオジロの特徴
特徴・オスは頭上が灰褐色、目先から頬は黒く、眉斑と喉は黄色。背は灰色と褐色と黒の縦斑、腰は灰色。胸には黒色の三角形斑があり、腹は白くて脇には褐色縦斑がある

・メスの眉斑は黄褐色、喉から胸も黄褐色。

鳴き声♪チチ、チュチュリ、チュルチョとさえずる
♪普段はチッ、チッと小声で鳴く

ミヤマホオジロのさえずり(ぐぜり)

ミヤマホオジロの地鳴き

サイズ全長15.5cm
オスとメスオスとメスで見た目が違う
子育て・小枝や草、葉などで巣を作り、中は細かい草や動物の毛などを敷いている

・3〜6個の卵を産み、オスとメスで抱卵する

・ヒナは12日ほどで孵化する

・通常、1回の繁殖期に2回子育てする

ミヤマホオジロの鳴き声動画

https://youtu.be/MlhDx5GgUHA

冬鳥のミヤマホオジロですが、秋冬でもオスはボソボソとしたさえずり(ぐぜり鳴き)をすることがあります。

ぐぜり鳴きをする時は、木のてっぺんにとまっていたり、倒れた枝にとまっていたり、木の上の枝を移動しながら鳴いていたりします。

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ミヤマホオジロの由来

ミヤマホオジロの由来を調べると、以下の2点の意見がありました。

  1. 深山は、遠隔地を差し、日本では繁殖が確認されていなかった事から
  2. 深山は、奥深い山に暮らす事から

名前の起源は諸説あるのが普通なので、ここでは上記の2点を紹介しました。

ミヤマホオジロの亜種

日本で見られるミヤマホオジロの他に、中国中部に分布する亜種と、詳細不明な亜種の合計3種が分類されている。

1:Emberiza elegans elegans Temminck, 1836日本で見られるのはこちらの種
2:Emberiza elegans elegantula Swinhoe, 1870 中国中部に分布
3:(Emberiza elegans ticehursti) Sushkin , 1926詳細不明

ミヤマホオジロに似た鳥

カシラダカ

カシラダカのオスの夏羽では、眉斑も喉も白く、胸に茶褐色の帯がある。カシラダカの冬羽には眉斑がわずかに黄色味を帯びるものがあるが、顎線や胸の縦斑が明瞭で、腰は赤褐色。

危険を感じると、木の上に逃げる特徴が同じ。

ミヤマホオジロの鳥見メモ

おさんぽ鳥見編集部

僕がミヤマホオジロにあったのは、2022年2月が初めて!

ホオジロのように木の上で鳴き声が聞こえてきて、見たらそこにミヤマホオジロが!

ホオジロの鳴き声とは違って、馴染みのない声だったので、正体はなんだろうと…なんとか見つけた運命の出会いでした!

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