
「オオアカゲラってどんな鳥?」
オオアカゲラ(大赤啄木鳥)は、アカゲラより大きな全長28cmほどのキツツキです。
日本で会えるアカゲラには3種類いて、コアカゲラ、アカゲラ、オオアカゲラとなっています。
奄美大島以北の山地の深い林で暮らしていて、アカゲラ含めアオゲラと鳴き声が似ているので、鳴き声だけで判断していると、オオアカゲラとの出会いが遠ざかってしまうかも。
オオアカゲラってどんな鳥?
オオアカゲラってどんな鳥? | |
分類 | 動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/キツツキ目/キツツキ科/アカゲラ属 |
英名 | White-backed Woodpecker |
学名 | Dendrocopos leucotos 意味白い耳のキツツキ |
別名 | ー |
生息地 | 奄美大島以北(留鳥) ■見られる月:1年中 |
世界分布 | ヨーロッパ東部、スカンディナヴィア南部、コーカサス、シベリア南部、モンゴル、中国東部、ウスリー地方、朝鮮半島、樺太、台湾 |
生態 |
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オオアカゲラの特徴 | |
特徴 |
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鳴き声 | ♪「キョッキョッ」と鳴く ♪ドラミングは「ドロロロ…」 |
サイズ | 全長28cm |
オスとメス |
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子育て |
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オオアカゲラの亜種
Dendrocopos leucotos オオアカゲラ
D. I. subcirris エゾオオアカゲラ
北海道に生息する
D. I. namiyei ナミエオオアカゲラ
本州南西部、四国、九州、隠岐に生息し、オオアカゲラよりも黒みを帯びている
D. I. owstoni オーストンオオアカゲラ
奄美大島に生息し、オオアカゲラよりも著しく黒い
オオアカゲラに似た鳥
アカゲラ
全長24cm
同じ場所に生息していることもあり、一番見間違う可能性が高い鳥。
大きさの違いも野外では分かりにくいので、頭の一部が赤ければアカゲラ(オオアカゲラは全体的に赤い)
胸が白ければアカゲラ(オオアカゲラは胸からまだら模様が見られる)飛んだ時、腰が白ければオオアカゲラ…とポイントを押さえておくと判断しやすいです。
コアカゲラ
全長16cm
北海道北部や東部で見られるスズメ大のキツツキ。
生息地が限定的なので、地域の人以外はあまり会う機会はないかもです。
アオゲラ
全長29cm
姿を見比べれば違いは一目瞭然ですが、鳴き声がほぼ同じに聞こえるため、
アオゲラだと思ったら、オオアカゲラだったアカゲラだったなんてことがよくあります。
ピョーやケラララといった大声も出すので、この鳴き声が聞こえたらアオゲラです。
オオアカゲラの鳥見メモ
アカゲラ、オオアカゲラ、アオゲラのキョッキョッという鳴き声は、本当に聴き分けが難しいです
というか、同じに聴こえます
こちらではアオゲラが一番会う頻度が高いため、
キョッキョッと聴こえたら、アオゲラがいるなぁと
状況によってはスルーしてしまうんですが…
その後、撮影に成功された方の話を聞くと…
オオアカゲラだった!
なんてことが、今年はよくありました。
なので、オオアカゲラに会いたいなら、
キョッキョッと聴こえるたびに、木々の間を探す必要がありますね。