ソリハシシギ

「ソリハシシギってどんな鳥?」

ソリハシシギ(反嘴鴫)は、くちばしが上に反っているのが特徴的なシギ科の鳥です。

目に見えてくちばしが反っているので、似た種類が多いシギ科の中では、わかりやすい種類になります。

夏羽でも冬羽でも、あまり見た目の印象が変わらないのもポイントです。

ソリハシシギってどんな鳥?

波打ち際で採食するソリハシシギ

ソリハシシギってどんな鳥?
分類動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/チドリ目/シギ科/ソリハシシギ属
英名Terek Sandpiper
学名Xenus cinereus
意味灰白色のよそ者のシギ
別名
生息地日本全国(旅鳥)
■見られる月:4〜5月、7〜10月(秋の方が数が多い)
世界分布繁殖地 ユーラシア大陸の高緯度地方
越冬地 アフリカ大陸、インド、東南アジア、オーストラリア
生態
  • 水辺に飛来し、春は1羽か数羽、秋は数羽〜数十羽のことが多い
  • 潮の引いた干潟などで小走りに動き回り、採食する
  • 潮が満ちて他のシギ類が飛び去った後でも、残って採食していることが多い
  • 食べ物は、甲殻類や昆虫類など
  • 特にカニを好んで食べる

ソリハシシギの群れが飛び立っている画像

ソリハシシギの特徴
特徴
  • 夏羽:羽色や模様が濃くなる、肩羽の一部が黒い線になって見える
  • 冬羽:一様に灰褐色で、お腹は白い
  • 幼鳥:冬羽に似ているが、翼の羽縁や軸斑がハッキリしている
  • 飛翔時:次列風切羽が白い、翼の先が黒く見える
鳴き声♪「ピリピリピリ」と笛のような声で鳴く

♪5月頃に「プュッルルリイ」と鳴くことがある(キビタキのさえずりに似ている)

ソリハシシギの鳴き声

サイズ全長23cm
オスとメスオスとメスで同じ見た目
子育て
  • 5〜7月に、地上のくぼみに巣を作る
  • 約4個の卵を産み、22〜24日ほど抱卵する
  • 孵化したヒナは早成性で、孵化後すぐに巣立ちを迎え、親鳥の後をついてまわりながら自分で採食する

ソリハシシギに似た鳥

キアシシギ

全長25cm
足が黄色い点はソリハシシギと共通だが、くちばしがまっすぐ。
羽色も濃いめ。

アカアシシギ

全長28cm
飛んだ時の姿が似ている(次列風切羽が白い)
腰が白くて、足が赤いのがソリハシシギと違う点。

外部サイト:Wikipedia-アカアシシギ

その他のシギ•チドリ類

おさんぽ鳥見編集部
キアシシギも紹介している、シギ•チドリ類18種類を紹介した動画もありますので、よければご覧ください。

 

【YouTube-おさんぽ鳥見/はじめてのシギチドリ入門①】

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ソリハシシギの見た目の特徴

幼鳥

ソリハシシギの幼鳥の特徴をまとめた画像

ソリハシシギの幼鳥のポイント!
  • 翼の羽の線のような模様(軸斑)がハッキリしている
  • 肩羽付近に太い黒い色が見える(成鳥の夏羽だと黒い線になる部分)
  • 羽色は全体的に薄い灰褐色(黄みのある灰色)

 

ソリハシシギの鳥見メモ

おさんぽ鳥見編集部

ソリハシシギは少しチドリのような印象があるシギです

チョコチョコチョコと小走りして、くちばしを地面にチョチョイとしたら、ピタッと立ち止まる

よーく見ると、顔はなんだかカモっぽくて…

くちばしの基部が太く見えるせいかなって思ってます

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