トウネン

「トウネンってどんな鳥?」

トウネン(当年)は、小さなシギ科の鳥で、体長は15cmほど。

群れで会うことが多く、昔は万単位の群れが見れたことも!

シギ•チドリ類には似た鳥が多いので、まずはトウネンの印象を覚えて、シギ科の基準の鳥にするのがいいと思います!

トウネンってどんな鳥?

砂浜で採食するトウネンの画像

トウネンってどんな鳥?
分類動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/チドリ目/シギ科/オバシギ属
英名Red-necked Stint
学名Calidris ruficollis
意味赤い首の斑点のあるシギ
別名
生息地日本全国(旅鳥)
■見られる月:4〜5月、8〜10月
世界分布繁殖地 シベリア北東部、アラスカ北西部のツンドラ地帯
越冬地 東南アジアからオーストラリア、ニュージーランド
生態
  • 砂浜、干潟、河口、水田、湿地、河川や池の湿泥地に飛来する
  • 群れで行動し、時には数千羽になることもある
  • くちばしを下に向けたまま、忙しく歩き回ることが多い
  • 食べ物は、甲殻類、貝類、昆虫類など

トウネンとハマシギとシロチドリが一緒にいる画像

トウネンの特徴
特徴
  • 夏羽:顔からくびの赤褐色が目立つ
  • 冬羽:上面が褐色で、黒い軸斑がある
  • 幼鳥:冬羽に似るが、肩羽の軸斑は特に黒くて羽縁は白い
鳴き声♪「チュリ」と小声で鳴く

♪他にも「ピョ」「チュ」「プリッ」などと色々な声で鳴く

♪体が小さいが、声は大きい

トウネンの鳴き声「チュリ」

サイズ全長15cm
オスとメスオスとメスで同じ見た目
子育て
  • 草地の浅いくぼみの巣を作る
  • オスとメスで子育てする
  • ヒナは早成性で、孵化後すぐに親鳥の後をついてまわり、自分で採食する

トウネンに似た鳥

ヒバリシギ

全長15cm。
トウネンより上面の茶褐色が濃く、足は黄緑色

外部サイト:Wikipedia-ヒバリシギ

オジロトウネン

全長14.5cm。
トウネンの冬羽より灰色が濃く、脚は黄緑色

外部サイト:Wikipedia-オジロトウネン

ヨーロッパトウネン

全長14cm。
トウネンよりくちばしがわずかに短く下向き。
夏羽は顔が白く、冬羽は肩羽に褐色が見られない。

外部サイト:Wikipedia-ヨーロッパトウネン

ヘラシギ

全長15cm。
スプーン形のくちばし。

外部サイト:Wikipedia-ヘラシギ

ヒメハマシギ

全長16cm。
くちばしが長めで、先が下向き。
夏羽はトウネンと違い、顔や首が赤褐色ではない。

外部サイト:Wikipedia-ヒメハマシギ

ヒメウズラシギ

全長15.5cm。
くちばしが長めで、先が下向き。
全体的に黄色みを帯び、翼が長く尾の先を越える

外部サイト:Wikipedia-ヒメウズラシギ

その他のシギ•チドリ類

おさんぽ鳥見編集部
トウネンも紹介している、シギ•チドリ類18種類を紹介した動画もありますので、よければご覧ください。

 

【YouTube-おさんぽ鳥見/はじめてのシギチドリ入門①】

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トウネンの見た目の特徴

幼鳥

トウネンの幼鳥の特徴

トウネンの幼鳥の特徴
  • 秋の渡りの時期に会える
  • 肩羽の軸斑が黒く、羽縁は白い
  • 肩羽が淡いオレンジ色

トウネンの鳥見メモ

おさんぽ鳥見編集部

トウネンは、浜辺や田んぼでチョコチョコ動き回っているシギ科の鳥さん。

浜辺で会った時は、あっちへこっちへ忙しそうに走り回っていましたが、

田んぼで会ったトウネンは、ゆっくり歩いている感じで…

行動する環境の広さや開け具合、その時の気分にもよるのかなぁと

場所によるトウネンの行動の違いを知ったような気がしました。

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