鳥類全体の60%は、スズメ目の鳥。
スズメ目の鳥は「枝にとまる鳥」としてまとめられ、足の指が特殊化しています。
足指の3本は前を向き、1本は後ろを向いていて、
木にとまる際は、足を通る腱を筋肉が自動的に引っ張る為、
指は枝をしっかりと握った状態でロックされ、眠っても落ちることはありません。
スズメ目について
スズメ目は、鳴管の構造によって2つのグループ「亜鳴禽類(あめいきんるい)と鳴禽類(めいきんるい)」に分けられます。
亜鳴禽類は、スズメ目の半分が属し、旧世界の熱帯地域などに分布し、特に南アメリカでは多様化が著しいグループです。ヒロハシ類、ヤイロチョウ類、タイランチョウ類が含まれています。
鳴禽類は、ヒロハシ類、ヤイロチョウ類、タイランチョウ類を除いたスズメ目の残りの科をすべて含むグループです。鳴禽類の多くは、鳴管が発達していて複雑な鳴き声を歌い、求愛やなわばり防衛行動などで、鳴き声が重要な役割を果たしているグループです。