コマドリ

「コマドリってどんな鳥?」

コマドリ(駒鳥)は、4月中旬頃には公園でも会える夏鳥です。

ただ繁殖地は高山なので、数日もすると公園から高山の方へ移動します。

繁殖中のコマドリは、よくさえずるので、いるのかいないのかがわかりやすい鳥さんです。

鳴き声がしない場合は…標高1,000m以上の高山に行くと、コマドリに会える可能性が高まるかもです。

コマドリってどんな鳥?

さえずるコマドリの画像

コマドリってどんな鳥?
分類動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/スズメ目/ヒタキ科/コマドリ属
英名Japanese robin
学名Luscinia akahige
意味ナイチンゲールのアカヒゲ
別名
生息地九州以北(夏鳥)

■見られる月

  • 4月(春の渡り、公園など)
  • 5〜8月(繁殖地)
  • 9月〜12月(秋の渡り、公園など)
世界分布繁殖地サハリン、南千島
越冬地中国南部
生態
  • 山地のササのある林や亜高山帯の針葉樹林•混交林に生息し、北海道東部では海岸の林にも
  • 1羽かつがいで生活し、秋の渡りには小さな群れを作る
  • やぶの中の地上を跳ね歩いて移動し、さえずる時は開けた場所に出てくる
  • 食べ物は、昆虫類、クモ類、ミミズ類など

突然出てきてさえずるコマドリの画像

コマドリの特徴
特徴
  • 顔はオレンジ、背中は赤茶色、お腹は薄汚れた白色
  • メスはオスよりも色が薄く、オスには顔とお腹の境目に黒い羽が見える
鳴き声♪「ヒンカララ…」とさえずる

♪このさえずりが馬(駒)のいななきに似ていることから、コマドリ(駒鳥)

コマドリのさえずり

♪その他「ツィツィツィツィ」と小さな声で鳴く

♪コマドリは日本三鳴鳥の1種とされていて、特に鳴き声が美しい鳥として知られている(他、ウグイス、オオルリ)

サイズ全長14cm
オスとメスオスとメスで羽色の濃さが違う
子育て
  • 6〜7月に、崖地の浅いくぼみ、倒木の陰、樹洞などに、落ち葉や細根などを使用した雑な巣を作る
  • 4〜5個の卵を産み、色は淡緑青色無斑
  • メスが抱卵し、12〜14日で孵化し、ヒナは12〜14日で巣立ちを迎える
  • またジュウイチに托卵されることもある

コマドリの亜種

L. a. akahige コマドリ
九州以北に飛来する。
オスの成鳥は顔とお腹の境目に黒い横縞が入り、胸からお腹の色は暗灰色。

L. a. tanensis タネコマドリ
日本固有亜種(伊豆諸島、種子島、屋久島)
オスの成鳥でも黒い横縞がなく、下胸から腹部にかけての羽衣は灰色。
成鳥でも下嘴の基部から端にかけて、黄色みを帯びる個体が多い。

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コマドリと同じ場所で会える鳥

ミソサザイ

ウグイス

ソウシチョウ

コマドリの鳥見メモ

おさんぽ鳥見編集部
春の渡りの時、コマドリは近くの公園でも会えることがあります

ですが、その期間は短く数日くらい…

そこでの出会いを逃してしまうと、あとは秋の渡りに期待するか
繁殖地へ行くしかありません

繁殖中のコマドリに会いやすいのは、標高1,000m以上の高山地帯

なかなか会いに行くのは難しいですが…

もし会いに行かれる際は、高山は天気が変わりやすいので雨具が必須です
あと、気温が数度低いので、防寒具の用意も忘れないようにしましょう

コマドリのさえずりが聴こえたら、あとはやぶから飛び出た枯れ木などに注意を払います

すると、音もなく突然コマドリが現れて…

長い時には5分以上、さえずりを聴かせてくれるんです!

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