
2021年5月31日、イソヒヨドリが巣を作っている現場を目撃しました。
それは、マンションの階段の鉄骨の隙間。
鉄骨の隙間には巣の材料がかなり持ち込まれていました。
ですが、ここはマンションの階段がある場所。
人の通りも多いのに、大丈夫かなと思っていたら…
やっぱり、イソヒヨドリは巣を放棄していまいました。
イソヒヨドリの巣の謎
今回作られたイソヒヨドリの巣は、人もよく通る点で、場所もよくなかったですが、
イソヒヨドリが出入りするたびに、巣の材料が落ちていて、巣を作る場所としても適していなかったと思います。
現に、落ちた巣材を見て、イソヒヨドリの巣に気づいたので…
いい場所だと思ったけど、巣材を運び込んでいる内に、巣を作るにはいい場所じゃないと感じたのかもしれません。
イソヒヨドリの巣の材料
巣の途中の段階ではありますが、イソヒヨドリの巣に使われている材料を見ていきましょう。
写真を見てみると、1番多かったのは「苔」でした。
この苔は、地面によく生えている苔に見えます。
手に入りやすい手頃な材料なんでしょうか?
次に、ちらほら見られたのは「枯れ草」です。
この巣は初期段階だと思われるので、これらは巣の下地だと思われます。
下地が完成すれば、枯れ草などでお椀型の巣を作るのですが、発見した段階ではそこまで進んでいなかったようです。
少しだけあったのが「ビニールひも」です。
ビニールひもを巣の材料に使う鳥は、結構知られていますが、イソヒヨドリも多少の利用があるんですね。
巣の材料は絶対にこれじゃないとダメというわけではなく、周辺にある良さそうなものを利用している印象です。
さらに変わった材料では「木片」と「ガムテープ」がありました。
木片やガムテープは何の為に持ってきたんでしょうか?
1回の巣材運びにかかる時間を考えると、絶対「苔」を持ってきた方が効率は良さそうなのに、木片やガムテープを運ぶ選択肢があったわけです。
少しだけある変わった材料の意味とは?
メスが運んできたなら…う?ん…謎です。
ただ調べてみても、イソヒヨドリはオスとメスが巣作りするとの記載が見られず、巣材をくわえている観察写真もメスのものしか見られなかったので、オスのアピール説は可能性が薄いかもしれません…
イソヒヨドリの巣の材料まとめ
今回の観察では、制作途中の巣しか観察できませんでした。
それでも、イソヒヨドリは巣の材料に「苔、枯れ草、ビニールひも、木片、ガムテープ」などを利用している事がわかりました!
今回の巣作りは、場所が悪かったですが、いつかは巣作りの現場に立ち合わせてくれないかなぁと…イソヒヨドリにお願いして、この記事を終えたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました!