
この記事では、イソヒヨドリのメスについてまとめています!
イソヒヨドリはオスとメスで、姿が異なっていて、雌雄を見分けるのは簡単な鳥です。
ですが、メスとひなになると、判断が難しい機会も多々あり、そこがイソヒヨドリを見分ける難しさになります。
さらにイソヒヨドリのオスの青色は構造色と言って、天気がいい日には鮮やかな青色に見えますが、曇りや雨の日には、オスも全体的に黒っぽく見えてしまい、遠目では「さっきのはオスだった?メスだった?ひなだった?」なんて事も…
この記事では、まずイソヒヨドリのメスにだけスポットを当てているので「どこをどう見ればメスだと言えるのか?」イソヒヨドリのメスを隅々までチェックしていきましょう!
イソヒヨドリのメスを隅々までチェック!
まずは、イソヒヨドリの全身写真を見ながら、イソヒヨドリのメスの基本情報をまとめています。
イソヒヨドリのメスの基本情報 | |
鳴き声 | 「ホイピリーチョチョ」「ヒン」「グェグェグェグェグェ」 |
威嚇 | グェグェグェグェグェと鳴きながら、姿勢を低くしたり上げたりする |
地鳴き | 「ヒン」ヒが大きめで、後は「ッ」や「ン」に聞こえる鳴き声 |
生態 |
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オス | オスとは見た目が違う(後述) |
イソヒヨドリのメスの体をチェック!
イソヒヨドリの顔のアップです。
イソヒヨドリの目は茶色で、光が当たるほどに鮮やかに見えますが、それがわかるのは写真で見た時ぐらいです。
体の下面には、綺麗なうろこ模様が確認できます。
くちばしは黒々としていて、写真で見ると僅かな色の違いも確認できますが、肉眼だと黒く見えます。
鳥の外見は…
写真で鳥を見ても、肉眼で見ると「アレ?」なんて事があるので、写真を見つつ実際に観察してイメージの差を埋めていく経験が大切だと思っています!
次は、イソヒヨドリのメスの翼とお腹のアップの写真です。
イソヒヨドリのメスのうろこ模様はお腹にも広がっていますね。
翼には肩の部分に、少し青色があるのがポイントです。
風切羽は、茶?黒っぽい色をしています。
周りに白っぽい縁取りがあり、写真で見るとよくわかりますが…肉眼だと確認は難しそうです…
さらにイソヒヨドリのメスの尾羽を見ていきましょう!
イソヒヨドリのメスは尾羽付近が青っぽく見えますね!
尾羽自体は風切羽と同じ茶?黒っぽい色をしています。
体の下面全体に、うろこ模様というか、バニラアイスにチョコが混じった模様をしているのもわかります。
最後に、イソヒヨドリのメスの足を見ていきます!
イソヒヨドリのメスの足は…黒いですね。
イソヒヨドリはよく地上に降りるので、足の長さは短くも長くもない印象です。
イソヒヨドリのメスとオス
イソヒヨドリのメスの体を隅々までチェックしたら、次はオスとメスを比べてみましょう!
上の画像を見てもらえればわかると思いますが、
イソヒヨドリのメスとオスでは姿が全く違いますね。
メスは全体的に灰色で、申し訳ない程度に青色があります。
ただ前述したように、天気が悪いと、オスも黒っぽく見えるので、肉眼で見分けるのが大変な場合もあります!注意です!
イソヒヨドリのメスとひな
最後に、イソヒヨドリ1番の鬼門!「メスとひなの判別」を見ていきます。
写真No.1。巣立って数日のひなとメスの写真です!
ひなが巣立ったばかりは、肉眼でも違いがわかります。
ですが、巣立ちひなが成長した上の写真を見てみると、どうでしょうか?写真で見ると、羽がピョンピョンと飛び出ているのが確認できて、ひなだとわかりやすいですね。
さらに写真No.2。ひなっぽい個体とメスを見比べた写真です!
羽並みは綺麗になっていますが、色味が違うし、顔つきも大人っぽくないし、くちばしの端が薄いので、ここでは「ひな」かもとしました。
この色味の差が、環境の差や撮影の差に影響されたものなら…判断はより難しくなります。
最後に、写真No.3。今度はメスかもしれない個体とひなを見比べた写真です。
多分メスかもな個体が、羽を立てているだけなら、メスの可能性が高いですが…
いつも見るメスの印象とは少し違っているのが、判断を悩ませているところです。
色味は濃いめの個体のようで、うろこ模様もはっきり確認でき、くちばしも黒いので、メスだと思うんですが…皆さんはどう思われますか?
イソヒヨドリのメスまとめ
以上、イソヒヨドリのメスを隅々までチェックしてみました!
イソヒヨドリに限らず、鳥の外見は「光/撮影環境/撮影場所/鳥の行動」など、鳥の年齢に関係ないところでも印象が変わります。
判別するのが楽しい人は、どんどん突き進んでいいですが、見分けられないからといってダメな事は全くありません。
大切なのは、鳥を思い、鳥に配慮する気持ちです。
それがないなら、いくら鳥を見分けられても、鳥に寄り添う付き合い方はできていないと思います。
僕達がイソヒヨドリをオスかメスか見分けられても、イソヒヨドリの生活環境が良くなる事はないので…
それよりも身近にこんな鳥がいるんだ!と鳥との出会いに感動する心が、人と自然との共生の第一歩になると思うので、雌雄やひなの判断に関しては、楽しむくらいの気持ちで頭を悩ませましょう!
ご覧いただきありがとうございました!