オバシギ

「オバシギってどんな鳥?」

オバシギ(姥鴫)は、シギ科に分類される体長28cmほどの旅鳥で、春と秋の渡りの時期に会えます。

ムクドリ(24cm)より少し大きく、干潟や海に近い湿地に飛来します。

オバシギってどんな鳥?

2羽で採食していたオバシギの幼鳥

オバシギってどんな鳥?
分類動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/チドリ目/シギ科/オバシギ属
英名Great Knot
学名Calidris tenuirostris
意味細い嘴の斑点のシギ
別名動きが鈍いところから「ババシギ/ウバシギ」
生息地日本全国(旅鳥)
■見られる月:3〜10月(3〜5月、8〜10月にも観察例が集中する)
世界分布繁殖地シベリア北東部
越冬地 インド、東南アジア、オーストラリア
生態
  • 干潟や海に近い湿地に飛来水田にもやってくる
  • 数羽から数十羽の群れで行動し、1羽でいることは少ない
  • あまりバラバラにならず、群れで動き回る
  • 食べ物は、貝類、ゴカイ類、甲殻類、タニシなど

腰が白いのもオバシギの特徴

オバシギの特徴
特徴
  • 夏羽:胸が黒く見える、翼にオレンジ色が見られる
  • 冬羽:全体的に白黒茶の色合いで、胸に黒いまだら模様が集中

渡りの時期に会えるオバシギの特徴

  • 春の渡り:夏羽のオバシギ
  • 秋の渡り:幼鳥、夏羽から冬羽に移行中のオバシギ
鳴き声♪「キュ、キュ」と鳴く

♪争う時は「ククク…」と鳴いて、相手を牽制する

♪鳴き声は小さく、近距離にいないと聴こえない

鳴き声視聴サイト:さえずりナビ-オバシギ

サイズ全長28cm
オスとメスオスとメスで同じ見た目
子育て
  • 5月下旬〜7月に、コケの生えた地上に営巣
  • 約4個の卵を産み、メスは産卵後に巣から離れる
  • その後はオスが抱卵、育雛する

オバシギのヒナは早成性
シギ科のヒナは早成性で、孵化後すぐに巣立ちを迎え、親鳥の後をついてまわりながら、自分で採食する

オバシギに似た鳥

コオバシギ

全長24.5cm。
コオバシギの夏羽は、顔や胸が赤褐色。
冬羽や幼鳥では、体上面の軸斑がはっきりせず灰色に見え、足は黄色っぽい。

外部サイト:Wikipedia-コオバシギ

その他のシギ•チドリ類

おさんぽ鳥見編集部
オバシギも紹介している、シギ•チドリ類18種類を紹介した動画もありますので、よければご覧ください。

 

【YouTube-おさんぽ鳥見/はじめてのシギチドリ入門①】

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オバシギの見た目

オバシギの幼鳥

オバシギの幼鳥の特徴

オバシギの幼鳥のポイント!
  • 成鳥の冬羽に似ている
  • 背や雨覆の黒い軸斑と白い羽縁が明瞭
  • 秋の渡りの時期に会える

オバシギの鳥見メモ

おさんぽ鳥見編集部

シギ•チドリ類は、特定の種に会おうと思って出かけても、なかなか会えない印象があります。

海や田んぼに行って、その時、何に会えるかなといった感じで…

シギ•チドリガチャが発生します!

オバシギだとすぐに気づく為には、ムクドリくらいの大きさだと、サイズ感をしっかり意識しておくのがいいと思います。

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