キバシリ

「キバシリってどんな鳥?」

キバシリ(木走)は、名前の通り木の幹を走るように登る姿が印象的な全長14cmほどの小鳥です。

目線の高さまで降りてきてくれたと思ったら、タッタッタッとすぐに上まで駆け上がってしまい、別の木に移るため、落ちるようにまた目線あたりまで降りてきてくれます。

キバシリってどんな鳥?

幹を登るキバシリの画像

キバシリってどんな鳥?
分類動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/スズメ目/キバシリ科/キバシリ属
英名Eurasian Treecreeper
学名Certhia familiaris
意味見慣れた木に登る鳥
別名
生息地日本全国(留鳥)
■見られる月:1年中
世界分布ユーラシア大陸や北アメリカ大陸の温帯から亜寒帯
生態
  • 平地から山地の林で、繁殖期以外は1、2羽でいることが多い
  • シジュウカラ科の鳥の群れに混じって行動していることもある
  • 食べ物は、昆虫類•クモ類など

警戒時
体を幹につけて静止する

キバシリの特徴
特徴背中の羽色は、樹皮に似た模様をしている
鳴き声♪「ツツ チチ チリリリリ チチョ」とさえずる

♪普段は「ッリリリリ」と鳴く

キバシリの巣立ちヒナの鳴き声?

サイズ全長14cm
オスとメスオスとメスで見た目が同じ
子育て
  • 森林の樹洞や裂け目に、朽木の小木片、樹皮、ケモノの毛などを多量に敷いて巣を作る
  • 3〜5個の卵を産み、メスのみが抱卵し、14〜15日で孵化する
  • 孵化したヒナは、14〜16日で巣立ちを迎える

キバシリの亜種

世界では25亜種に分類されているが、日本では2亜種が見られる

  • 亜種キバシリ(C.f.japonica) 本州、四国、九州に生息
  • 亜種キタキバシリ 北海道に生息
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キバシリに似た鳥

コゲラ

全長15cm。
見比べると、姿はまったく違いますが、木を駆け回る姿が野外ではよく似ています。

観察の際は、コゲラだと思って見過ごさないようにしたいです。

キバシリの鳥見メモ

おさんぽ鳥見編集部
キバシリはつがいになると、あまり鳴かなくなってしまい、
目視で見つけないとなかなか会えない鳥さんです。

でも、タイミングさえ合えば、目の前の木に降りてきてくれることもあるので、意外と出会いは多めかも!

ヒナが巣立った後は、ヒナを連れて、キバシリの家族が移動しているところも観察できます。

巣立ちヒナは、ッリリリリとよく鳴くので、鳴き声を頼りにキバシリの家族に出会ってみてください。

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