
「ゴジュウカラってどんな鳥?」
ゴジュウカラ(五十雀)は、九州以北の山地の林で会える山の鳥です。
全長は13cmと小さめですが、尾が短いので、他の鳥と比べてシルエットが大きく感じます。
コゲラとキバシリと同じように幹を伝って移動しますが、下向きにとまるのはゴジュウカラ独特のとまり方です。
ゴジュウカラってどんな鳥?
ゴジュウカラってどんな鳥? | |
分類 | 動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/スズメ目/ゴジュウカラ科/ゴジュウカラ属 |
英名 | Eurasian nuthatch |
学名 | Sitta europaea 意味ヨーロッパのゴジュウカラ |
別名 |
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生息地 | 九州以北(留鳥) ■見られる月:1年中 |
世界分布 |
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生態 |
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ゴジュウカラの特徴 | |
特徴 |
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鳴き声 | ♪「ピィピィピィピィ」とゆっくりしたテンポと「ピピピピ」と速いテンポでさえずる ♪その他に「チュィチュィチュィ…」や「チー」とヒガラに似た細い声も出す ゴジュウカラの鳴き声 |
サイズ |
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オスとメス |
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子育て |
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ゴジュウカラの亜種
S. e. amurensis ゴジュウカラ
背中は青灰色で、お腹は白い。
体側面や腹部、尾羽基部の腹面(下尾筒)は薄オレンジ色
S. e. asiatica シロハラゴジュウカラ
北海道に生息する亜種。
背中は青淡灰で、お腹白い。
下尾筒は薄オレンジ色を帯びるが、色部は小さい。
S. e. roseilia キュウシュウゴジュウカラ
ゴジュウカラに似た鳥
シジュウカラ
全長14cm。
シジュウカラの群れに混じっていることもあるので、シジュウカラに遭遇したら、一度立ち止まって観察すると、ちょっと印象の違うゴジュウカラにあるかも。
キバシリ
全長14cm。
同じような感じで木の幹に移動するキバシリですが、キバシリは上部まで登ったら、そのまま落ちるか別の木に移動しがちです。
その点、ゴジュウカラは幹を下るように移動もできるので、動きに慣れればゴジュウカラがいるのがすぐにわかるようになります。
コゲラ
全長15cm。
キバシリと同じく、木の幹を移動するので、ゴジュウカラと見間違えることも。
「ギィー」や「キッキッ」とよく鳴くので、鳴き声が聴こえてきたら、その鳥はコゲラかも。
ゴジュウカラのように下向きに移動はしないので、ゴジュウカラ特有の動きを一度知るのが、判別の近道です。
ゴジュウカラの鳥見メモ

よく会うようになるのは、夏鳥と会いに山に行った時
山に行けば、かなりの頻度で会えますが、シジュウカラやコゲラだと思ってスルーすることも多いので
小鳥の群れに遭遇したら、注意深く観察してみるとそこにゴジュウカラがいると思います。
ゴジュウカラは尾羽が短く、ずんぐりむっくりしているので、
シジュウカラやコゲラと比べて大きく見えるのが、遠くからでも見つけやすいポイントじゃないかと…
ゴジュウカラを観察していて思いました!