動物に配慮するなら、動物実験廃止を謳っている企業の商品を買う。
ダイアンボタニカルのボディーソープ
値段は化粧品店で、696円でした。
販促の小冊子には、ダイアンボタニカル15の約束として、オーガニック原料を使い、動物実験をしていないことが謳われています。
本当かどうかわからない
本当かな?って思ったので、公式ホームページなどを調べてみたんですが、
よくある質問コーナーも無く、動物実験をしていないと言う表記は、商品説明の欄に上の小冊子と同じ感じで載っているだけ・・・
言われた情報を鵜呑みにすれば、自然派製品で、動物実験もしていないのかも知れないけれど・・・
調べれば調べるほど、商品の雰囲気がいいだけに本当かな?って思いたくなる商品でした。
情熱があるなら、それだけの情報量が欲しい
読むかどうかは置いといて、本当に環境に配慮しようと、動物実験廃止が売りならば・・・
これでもかってくらい、情報を公開して欲しいんですが、ダイアンボタニカルはただオシャレなホームページで、
聞こえのいいだけの宣伝文句のような気がして、動物実験廃止はオマケなのかなぁ・・・なんて思ってしまいました。
使い心地
ワンプッシュをネットで泡立てると、全身は洗えます。
ほんのり甘い香りがして、何だかいい気持ちです。
体をゴシゴシする洗い方は、皮膚に悪いらしいので、いつも手で体全体をマッサージするように洗っているんですが、
泡を洗い流した後は、お肌もキュキュっと感触がしたので、使用感はほのかな甘い香りを伴って、僕は好きなボディーソープでした。
原材料・成分
水、ミリスチン酸、ラウリン酸、ラウリルベタイン、水酸化K、パルミチン酸、ラウラミドDEA、グリセリン、ココイルグルタミン酸TEA、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、黒砂糖、アメリカハナノキエキス、ヒマワリ種子油、シア脂、ホホバ種子油、クダモノトケイソウ種子油、カリトリスイントロピカ木油、ティーツリー葉油、シア脂アミドプロピルベタイン、オリーブ油PEG-7カルボン酸Na、アルガン油ポリグリセリル- 6エステルズ、アルテア根エキス、カミツレ花エキス、サントリソウエキス、セージ葉エキス、タチジャコウソウ花/葉エキス、ダマスクバラ花エキス、トウキンセンカ花エキス、ニガヨモギエキス、ラベンダー花エキス、ローズマリー葉エキス、プルーン種子エキス、アルガニアスピノサ核油、シロバナルーピン種子油、スクレロカリアビレア種子油、マンゴー種子油、テオブロマグランジフロルム種子脂、バオバブ種子油、カラパグアイアネンシス種子油、トコフェロール、塩化Na、ポリソルベート20、BG、EDTA-2Na、クエン酸、香料
化粧品等は、原材料がカタカナばかりで、ちょっと不安・・・だから調べてみました。
赤文字は、化粧品毒性判定辞典で毒性有とされているもの(ただし、問題のない方法で使用すれば、安全性に問題はないとされている成分)
■ミリスチン酸
ヤシ油やパーム核油を加水分解したのち、蒸留精製して得られる白色個体の油性成分
■ラウリン酸
ヤシ油やパーム核油を加水分解したのち、蒸留精製して得られる白色個体or無色透明の油性成分
■ラウリンベタイン
ラウリン酸、ラウリン酸アルキルエステル、アミノ酢酸ベタインなどから合成される代表的な両性界面活性剤
毒性:有(水で希釈して使用すれば、安全とされている)
■水酸化K(カリウム)
水酸化Naとともに、代表的に使用されるアルカリ剤(pH調整剤)
■パルミチン酸
パーム油やモクロウを加水分解したのち、蒸留精製して得られる白色個体の油性成分
■ラウラミドDEA
ラウリン酸とジエタノールアミンの縮合物からなる非イオン界面活性剤
毒性:有(水で薄めていれば安全)
■グリセリン
天然油脂類をアルカリでケン化したときに、石けん素地とともにできる無色でやや粘性のある液体。
現在は化学合成で作られる事も増えてきている。最も古くから使われてきた保湿剤。
■ココイルグルタミン酸TEA
アミノ酸の一種であるグルタミン酸とヤシ脂肪酸から構成された代表的なアミノ酸系界面活性剤(アニオン界面活性剤)
毒性:有(安全データや使用実績から判断すると、安全と言われている成分)
■ヒドロキシプロピルメチルセルロース(合成ポリマー)
メチルセルロースおよびプロピレングリコールの混合エーテル、水溶性の高分子セルロース誘導体(増粘剤)
毒性:有(安全性試験結果をみるかぎり、刺激性および感作性はなく、安全性に問題ないと考えられている)
■オリーブ油PEG-7カルボン酸Na
オリーブ油PEG-7(*)とモノクロル酢酸ナトリウムとの反応生成物
■アルガン油ポリグリセリル- 6エステルズ
アルガニアスピノサ核油(*)とポリグリセリン-6(*)のエステル交換によって得られるもの
■トコフェロール
ビタミンEのこと。やや粘性のある黄色~黄褐色の液体
■ポリソルベート20
高級脂肪酸のラウリン酸(油性成分)にソルビタン(水性成分)、ポリエチレングリコール(水性成分)をつなぎ合わせた親水性の高い非イオン界面活性剤
毒性:有(濃度が薄ければ安全)
■BG(1,3-ブチレングリコール)
石油由来のアセトアルデヒドを合成して得られる多価アルコール類で、無色無臭でやや粘性のある液体
成分表示の最後に記載されていれば→植物エキスの抽出目的でBGが使用されている
成分表示の最初の方に記載されていれば→保湿や保水および抗菌性の効果の為に使用されている
毒性:微弱(ほとんどない)
■EDTA-2Na(エデト酸二ナトリウム)
金属イオン封鎖剤として硬水を軟化させる目的で使われたり、透明化の目的で石けんや化粧水に配合される
毒性:有(心配するほどではないが、他の成分配合と合わせて考慮する必要がある)
ダイアンボタニカルのボディーソープは、毒性があると言われているものも含まれていましたが、長く行われてきた動物実験により、安全性が確認されている成分を使用している印象でした。
そういった過去の動物実験から安全だとわかった成分を使っていけば、人でのパッチテストだけで、安全性を見ても問題ないのかも知れません。
もっと配慮された商品はあるけれど
調べると、もっと環境に配慮されていると感じた商品はありました。いずれ使ってみたいとは思っていますが、
配慮する気持ちは、一時のブームで終わらずに、続いてこそ意味があるものだと考えているので、
金銭面でも精神面でも、出来る範囲で配慮する・・・と言う点では、ダイアンボタニカルのボディーソープも購入候補に入れてもいいのではないかと思います。
何も意識していないよりは、すこしでも環境に配慮しようと思っていたほうがいいはずなので、一緒に出来るところから始めてみましょう!